自然は誰のものか 住民参加型保全の逆説を乗り越える (アフリカ潜在力 5)

  • 京都大学学術出版会 (2016年4月12日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784814000098

作品紹介・あらすじ

欧米の自然保護思想をそのままアフリカに持ち込んだトップダウンの保全策は,さまざまな対立をもたらす。それは,地域の人々とよそ者の対立であったり,自然の側に立つよそ者と人間の側に立つよそ者との対立であったり,地域住民のなかのさまざまなアクター間の争いであったりする。「住民参加型保全」は解決策たり得るか,その将来像を探る。

【推薦】山極壽一氏(京都大学 総長)
自然保護とは,自然に関する実像と虚像をめぐる人々の合意と了解のプロセスである。その主役は地元住民であり,その実践にはあらゆる学問を総動員する必要がある。それを私はゴリラの研究と保護から学んだ。本書はアフリカを舞台に今展開している保護の実態をフィールドワーカーの視点から語る最良の報告と新たな提案である。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001130799

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/66985

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著者プロフィール

京都大学名誉教授。ケニアのトゥルカナ,ナミビアのヒンバなど,アフリカの牧畜社会に関する人類学的研究に従事。主たる著書に『遊動民(ノマッド)―アフリカの原野に生きる』(共編著,2004年),『Displacement Risks in Africa: Refugees, Resettlers and Their Host Population』(共編著,2005年),『アフリカ潜在力第1~5巻』(総編集,2016年),『African Virtues in the Pursuit of Conviviality: Exploring Local Solutions in Light of Global Prescriptions』(共編著,2017年),『交渉に生を賭ける―東アフリカ牧畜民の生活世界』(2021年)などがある。

「2022年 『アフリカ潜在力が世界を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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