森の目が世界を問う アフリカ熱帯雨林の保全と先住民

  • 京都大学学術出版会 (2021年1月14日発売)
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  • 本 ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784814003105

作品紹介・あらすじ

富裕層のスポーツハンティングが許される一方で,地域住民の生活のための狩猟が規制される――。地球大気や生物多様性の保全のために住民が犠牲になるアフリカ熱帯雨林の現状は,外部主導の自然保護が抱える課題を浮き彫りにする。人と自然の共存世界の在り方を問う一冊。

感想・レビュー・書評

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  • アフリカ熱帯雨林での長年のフィールドワークの著書
    森に住む原住民の生活が持続可能な森や生物多様性にも寄与しているという。
    ・国際機関の押し付けの規制、施策が機能していない
    ・「いまここにないものはない」という思想
    ・わけあい、社会の発展より安定をのぞむ
    ・アフリカ布は肉を数日我慢しても欲しいもの

    森林と人間の最適なバランス、関係とはなんなのだろう。


  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC04852827

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著者プロフィール

1946年愛知県生まれ
京都大学理学部卒業,大学院理学研究科博士課程単位取得退学,理学博士。
京都大学理学部助手,大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授を経て,京都大学名誉教授。
専攻は人類学・アフリカ地域研究
1974年より,コンゴ民主共和国,コンゴ共和国,カメルーン,ケニアなどにおいて狩猟採集社会の調査研究。著書に,『森の狩猟民——ムブティ・ピグミーの生活』(1982年,人文書院)『人類の起源と進化——自然人類学入門』(1987年,共著,有斐閣),『森と人の共存世界』(2001年,共編著,京都大学学術出版会)など。

「2021年 『森の目が世界を問う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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