秘密のオメガとアルファの貴公子――契りの一夜 (ラルーナ文庫)

著者 :
  • 三交社
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本棚登録 : 94
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815532123

感想・レビュー・書評

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  • オメガバースがまだ世間に浸透していない設定が新鮮だった。けど攻めが普通に知ってて言ってくれるの待ってたってオチはもったいなくね???主人公とセックスした後に急に自分の会社辞めどっか知らん女と子供こしらえてたら攻めブチ切れてるやろ…って心配して損した
    BL部分は肩透かしくらいつつ普通に楽しめた
    オメガ主人公の実家の喫茶店経営は地に足がついてたのに攻めのスパダリムーブはヘリ乗ったとこでギャグだろって笑っちゃった
    攻めが会社経営から身を引いて日本に移住したの安易と思ったけど、父親が後継を身内にしたせいで父親の子供たちがヤク中になったりして身を滅ぼしたからやめた方がいいって理由はよかった

  • オメガバースが好きで、よくオメガバース物を読みますが、本作はオメガバースがあまり浸透していない世界でのお話。
    設定はものすごく好きなので、自分で創作する際に参考にしたいと思いました。

    お互いαとΩだと知らずに一夜のひとときをきっかけに受け(優吾)が妊娠、攻め(J)に何も言わずに去っていくのはいろいろ突っ込みたいけど、周りがいい人達で本当によかったと思いました…。
    サクッと読める文量だと思うので(読み終えた時、もう終わり?と感じたほど)、オメガバース好きで受けが攻めに言わずに消えるパターンが苦手じゃなければオススメです。
    前半の現在と過去がしっかり描写されていたぶん、後半が駆け足ぎみな印象を持ちました。
    でも、すれ違いを経て両想いになってからの2人のイチャラブは読んでいて幸せになりました。

  • 一目惚れした日本画はアメリカの大富豪の息子が描いた絵だった。縁あって彼の働く会社に就職して仲良くなって、発情していると知らない間に彼との過ちの一夜を過ごしてしまい、自分がオメガだと分かり幸多出産…。
    エピソードとしては盛り沢山だけれど、主人公たちの性格が穏やかで微笑ましいお話でした。

  • オメガバースが世間的に認知されていない、新しい性的扱いな設定が面白いのですが。
    何だか色々と回収出来ていない感じがするので、続くのかしら?と、ちょっと物足りないのです。
    揺れる心情表現は良いので勿体ないなぁと思うのと、絶対細かな設定があると思うので、続編がでることを期待します。

  • オメガバースを意識しすぎた結果なのか、ちょっと物足りなかったかなぁ。
    途中の過去編がくどかったし、全体的に予定調和で、転じるとこが全くなかった。ぜーっと平和なのも好きだけど、ずーっと平和にしたって、わりとありきたりに、枠内に収まってた感は否めない。。。

  • 小中さんにしては珍しく、ド直球な恋愛もの。あとがきでハーレクインとあったのには納得。うん、そんな感じ。
    オメガバースに重きを置いてないものの、さりとて無視することもできず、オメガバの説明的な文章が多くなってしまったのが見てとれる。きっと好んでオメガバにしたのではないのだと思う。
    でも子供は可愛くて攻はスパダリ。テンプレな恋愛ものではあるけど、汎用性は高いので好きな人は多いと思います。
    嫌いじゃないけど、個人的には小中さんらしいお話を読みたかったな。

  • オメガバースが全く浸透していない世界。一夜の暴走から身篭ってしまい、そこで初めてΩであることや新しい性別が発見されつつあることを知り、それまでの生活を捨てひっそりと子供を産んで育てている青年のお話。
    王道定番の設定をどうお料理するのかな?と思って読み始めたけど、枠から外れず一本道で甘々な話でした。オメガバースを読みまくってる人には物足りないと思われます。

  • 甘々オメガバース。軽くてさらっと読めます。

  • とても切なくてきゅんとして癒されるお話でした。まだオメガバースが世界に認知されていない現代日本が舞台。Jがとても紳士だけど、再会してからは優吾に逃げられないように慎重で強引なのがとてもツボ。幸多も可愛らしい。

  • オメガバースの王道、かな。ただ、アルファ・オメガが非常に稀で、世間的にほとんど知られていない世界(日本だけど)のお話。ストーリー的には特に意外性はなく本当に「王道」なんだけど、文章や話の進み方が丁寧で読んでいて「ん?」って躓くことなく読めるのがいい。秘書の後藤さんや優吾の家族も優しくて、癒しBLだった。兼守先生の絵もすごく合ってたと思う

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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