0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための

著者 :
  • SBクリエイティブ
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815600242

作品紹介・あらすじ

●気合では動けない。腹落ちして動きたい人のための「高速」で「正しく」動く方法

「早く動いたほうがいい」のは、わかってます。でも、なぜか動けない。
「さあ動こう」「早くやらなきゃ」と思っても動けないのは、心配があったり、自分が納得いっていないから。
結局、すぐ動ける人と動けない人は、「頭の使い方」が違うのです。

「気合」や「メンタル」で頑張っても、途中で疲れてしまうし、行動が習慣化されません。
そもそも、腹落ちして納得していないと、前向きに動くことなんてできないのではないでしょうか?
本当は「行動力」は、「スキルとマインド(気合)」で成り立つもの。 本書では、すぐ動くための「マインド」だけでなく、「スキル」を紹介します。


●「直感」から一瞬で「腹落ちできる仮説」にする
・行動が早い人はなぜ、早いかというと、「直感→仮説→行動」のサイクルが早いから。きちんと「軸」があるからこそ、すぐポジションがとれるようになるし、さらに成長もできるのです。「直感と行動」を論理的につなぎ「早く正しく動く」ための方法が満載です。


●他人の反応が恐くなくなる
いざ動くときに恐いのは、他人の反応でもあります。そんな不安感を解消するために、他の人の反論もうまくまとめてしまう方法も紹介。
仕事の現場で培ってきたノウハウも公開しています。

感想・レビュー・書評

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  • <関心の輪を広げる>
    ・思考を「結論と根拠のピラミッド」で考える
    ・行動や言動、日々の活動を振り返る時間を10分で良いので設ける
    ・プレゼンの最初の1枚は「大きな目的」にする
    ・視座を会社目線で考える
    ・相手の意見を「結論と根拠のピラミッド」で考えて、相手の言葉を構造化して考える。

    目指すべき姿
    →行動力があり、みんながついていきたくなる人
    右脳で一瞬でポジションを取る →結論に紐付けしているデータと事実を用いて一瞬で仮説を述べる →腹落ちしてすぐ動ける、みんなも納得してすぐ動ける →失敗したら軌道修正

    「すぐ動ける人」と「動けない人」では、思考・行動に明確な差がある。
    現在の自分を作っているのは、過去の行動の積み重ねである。未来を変えたいと思うのならば、今この瞬間から行動をすることが大切であり必要。
    やる気があっても動けない。「行動しよう!」という「マインド」とHOW(行動・人を巻き込む)で道筋を作る「スキル」と、そして「アクション(行動そのもの)」がある。行動力のある人は「思い立ったらすぐ行動」→「行動したら振り返って気づきを得る(スキルやスキル、マインドが強化される)」

    第一章
    すぐ「行動」するためには、①自分なりの結論(頭出しの結論:たたき台)をすぐに着想 ②仮説を組む(すぐにβ版:仮説を組み立てて、検証してもらう) ③自信を持って踏み出す。
    仮説の際は①まず「右脳」(自分の直感・感覚)にしたがって仮説をいくつか立てる ②その後「左脳」でロジカルに事実やデータから根拠をまとめて頭出しの結論を出す ③再度右脳に戻り「その結論は自分にとってワクワクする?」「自信持てる?」を検証して、結論と根拠の組み合わせを点検する。
    →つまり最初は右脳で、本能と直感に従って仮説を立てる(結論と根拠のピラミッド)
    組織が動くためには、根拠が言葉になっていて、説得力があることが重要。「〜(根拠)だから、〜(結論)である」と言ってみて意味が通じるかチェックする。
    根拠を考える上では①「大事になりそうなポイント」をあげて、②「その粒感(大きさ、重要度)が揃っているか」を意識する →MECEよりも粒感
    ※情報の集めすぎは動けなくなる。ある程度で十分。

    結論=意思決定

    直感を鍛える大切なポイント
    ・体験
    ・志
    ・妄想 →様々な物事について「自分事化」して考えると、様々な仮説が立てられる。
    ・好奇心

    ⭐︎「行動できる人」=「仮説を持っている人」

    第二章
    行動するための考え方 →「コミットメント(約束)と一貫性」(一度コミットしたことと一貫した行動をとらうとする)
    更に二歩三歩踏み出すために、振り返りが大事。
    その際は
    ・自分はどういう行動をしたのか?
    ・その行動にはどんな意味があったのか?
    ・それを活かして、今日から何をするのか?
    →実際の行動を振り返りながら「so what?」を問い、意味を抽出して、教訓としていく

    第三章
    相手を変えるためには、変わるためのきっかけを与えて、変わってもらう。
    ※「相手は変わる」とイメージできていないと、行動に力が入らない。ポジティブな方向にはいかない。
    そのために必要なことは「毎日のコミュニケーション(ハレとケ)」

    人を動かすための議論イメージ
    資料の1枚目は共通の目的(大きなゴール)を書いておく。
    ①「想い」ご伝わるようにストーリーを話す
    →「why?」から「so what?」に繋がっていることと考える。why?には過去が必要であり、それが現在と未来に繋がっていくため、このストーリーで右脳の感情的な部分を話すことができる。
    ②ロジックが理解されるように「結論と根拠のピラミッド」を話す
    →対立した意見をいただいた場合、相手の意見も「結論と根拠のピラミッド」にしてみる。その2人のピラミッドを比べて、共通項を見つけて一緒にディスカッションしていく。
    ③対立点と共通事項を見つける
    →決して対立してはいけない、寄り添う(※一対一の場合)。もしくは視座を「会社」にして議論すると、意見が通りやすくなる(対立は考え方の違いではなく、立場の違いであることが多いから)。
    →対立の解決方法
    ①心を開く ②共通の目標を見つける(視座を「会社」にする) ③コミュニケーションの量を増やす
    ④クロージング

    第四章
    自分の軸を作る
    「志」や「軸」が瞬間的に自信を持っていくための原動力になる。
    自分のあらゆる判断を生き様「軸」に照らし合わせて決めていく。軸があれば意見が出てくる。
    軸を明確にするには、自分の価値観が形成されて行った過程をさかのぼりながら、「内省と対話」を通じて、価値観を認識して、さらに価値観の中で、自分が意思決定する上で判断基準をとしている自分の軸を言葉にしていく。

  • 精神論先行、という印象。理念、軸、志を持ち、間違っていてもいいから仮説を立て結論を出せば動き出せる、繰り返すことで仮説の精度も上がってゆく、との論が展開されています。確かにその通りなのでしょう…。
    本書のタイトルにある「動け」という言葉、おそらく仕事の色々な場面で躊躇してしまって”考えがまとまらない”、”動けない”といったことがある人が手にとると予想できるわけですが、それこそ千差万別、さまざまな事情を抱えてる人がいるはずで、著者の経験に基づくとはいえ、なかば根性論的な説法だけでは突破口にならないのではないかと思う次第。
    著者自身の経歴は非常に素晴らしいものがあり、”熱意”も伝わってくる一冊なのですが、読者が”スキル”として身につけることができる内容にまで昇華させることができるともっと読み応えのあるものになると思うのですが…。

  • どう動き出すことがいいのかを具体的にしっかりと書かれているので、少しずつ実践していこうと思う。
    仮説、妄想、好奇心というワードがあったがこれを使いこなすには日々の積み重ねが必要だから、忘れないように定期的に読みたいと思う。

  • 考えて情報量が増えたとしても決断を下しにくくなる。行動に起こしながら考えることが大切だ。

    宣言する。こっそり行動に移しても結果が出にくい。

    自分事のように何事も興味を持ち、仮説を立てることで考える癖がつく。

  • 0秒で動け「わかってはいるけれど動けない」人のための
    著作者:伊藤羊一
    SBクリエイティブ
    人があっと驚くくらいの特異点を作り出すことで、初めて人に印象づけることごできる。この人は本気でやりたいんだなと伝わり始める
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 前作「1分で話せ」が好印象だったので期待を持って読んだが、今作も同様にとても良かった。石橋を叩いて渡りがちな人こそ知っておきたいメソッドが体系的にまとめられている。大きく分けると前半は素早く行動するためのコツ、後半は人を動かすノウハウがそれぞれ書かれているが、ビジネスに限らずプライベートでも使える内容だと感じた。伊藤氏はYahoo!の教育部門で学長を務めるだけあって、書いてある内容はとても読みやすくわかりやすい。気軽にサクッと短時間で読めたし、明るく楽しいセミナーを受講したような気分を味わえた。

  • 本題の前にある「わかっているけど動けない人のための」という言葉にひかれて読み始めた。

    「結論を出せ」「一歩踏み出せ」「人を動かす」「軸を持て」の4章で構成されている。

    確信がない中で動かなくてはいけないことが多くなる中で、
    ・動ける人と動けない人は何が違うのか
    ・わかっちゃいるけど動けない時にどうしたらよいか
    ・行動をどう積み上げ継続するか という視点を中心に解説して
    最終的に「行動力があって、みんながついていきたくなる人」になれるように解説している。

    ここでは、「頭出しの結論」「たたき台、たたかれ台」が議論の呼び水となるので
    これを出せることの重要性、行動力を持つことの大切さを説いている。
    そしてその時は、正しい、間違っているを気にせず、仮説を立てる、結論を出す、意思を言う
    事を意識するように言っている。なんか少し心が軽くなる。

    気に入った言葉
    パーツとなる経験をしておく:大災害など誰も経験したことがないが、停電やシステムダウンなどの対処を経験し、それをパーツとしてストックすると初めての事態が起きても一から考えるのではなく、ある程度先期から進めることができる。
    様々な物事を「自分事化」して考える:仮説が立てやすく、実際の行動もスムーズになる
    すげー、やべー力:好奇心を持つ=行動力が上がる=仮説が立てやすくなる
    量が質を生む:斎藤孝さんなども言っている
    人間関係は自分から話しかけて生まれる:耳が痛い
    意見を言って頼られる人と、軽んじられる人の違い
    ・普段から一所懸命仕事をしている。邪悪ではないこと
    ・一貫性がある事
    ・醸し出す雰囲気(自分やチーム、社会に対してポジティブである事)
    どんな大きな会社でも誰かが腹をくくって決断をしている
    意思決定の判断基準(軸)は価値観が土台。

  • 基本的にはこれまで他の書籍で学んだことと同じ内容です。社内のコミュニーケーションは仕事だと割り切って、日常的にコミュニーケーションをとり、話しやすい土壌を作るという話については、「実務的に大切だが実践している人が少ない」ことを言語化されていて良いと思いました。


  • 直感を大事にする

    根拠が3つで結論が整理する

    量が質を産む

  • 前著「1分で話せ」はコンパクトに本質を突く名著でしたが、本書には目新しさを感じませんでした。目新しさという意味では、前著も特別なモノはないかもしれませんが、プレゼンの本がフォーカスしがちな小手先が書かれてなく、論理思考の基礎や、落としがちな右脳面が具体的に書かれていたのが良かったのかなと思います。

    本書は、タイトルにもある通り、「わかってはいるけど動けない」人向けですね。その意味では、何も間違ってない。クイックに仮説を立てて、ポジションを取り、周りの目を気にせず、どんどん行動していこう!が本旨です。

    普段からのトレーニングが重要な点に触れられているのは面白かったですね。確かに、上のような本旨は、それこそ「分かっちゃいるけど」になるから、「普段から鍛えてないと厳しいよ?」と警鐘を鳴らしてるんだと思います。完全に同意しますし、あらゆる場面で、「自分ならどうするか?」という意識を高めて訓練していこうと思います。

    ---
    ■印象に残った箇所

    自分で経験するだけでなく、経営者やリーダーの行動をたくさん見聞きする。ある時に腹落ちし、自分の行動と重ね合わせることができる

    常に「自分ごと化」して考えると、様々な仮説が立てられ、実際の事象に対してもスムーズに動ける

    グループで議論すると活発に意見が出るのに!全体で議論した時にシーンとなるのは、心理的安全性が災いしてる。企業や研修の場を安心安全の場にするのが大事

    新しくチームに配属された時は、フロア全員と話すことで、その後の仕事を円滑に進められるようになる。「こんにちは、新人です!」と言いながら自分から話しかける

    資料の1枚目に共通の目的を書いておく。対立にならないところまで視座を上げる

    人があっと驚くくらいの特異点を作り出すことで、初めて人に印象づけることごできる。この人は本気でやりたいんだなと伝わり始める

    メールで一斉送信したところで「またか」で終わる

    得意領域もやりたいこともはっきりせず、なんでもウェルカムな人には仕事を頼みづらい (耳が痛い…

    軸は価値観から滲み出る
    価値観は過去の経験から生まれてくる

    軸は抽象度が高いほど、瞬間的に動きやすくなる。例えば、「お客さんの笑顔を増やす」など。新幹線で一つの名札を届けるエピソード

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著者プロフィール

伊藤 羊一(いとう よういち)
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。株式会社ウェイウェイ代表取締役。
東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行、企業金融、債券流動化、企業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、ジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編・再生などを担当後、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任、経営と新規事業開発に携わる。2015年4月ヤフー株式会社に転じ、Yahoo!アカデミア本部長として、次世代リーダー育成を行う。KDDI∞ Labo、IBM Blue Hub、学研アクセラレーター、青山スタートアップアクセラレーションセンター、Startup Weekendなど事業開発プログラムのメンター、コーチを務める。グロービスGDBA2011年修了。2012年グロービス・アルムナイアワード変革部門受賞。
代表作に『キングダム 最強のチームと自分をつくる』、『1分で話せ』。

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