定年夫婦のトリセツ (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815601638

作品紹介・あらすじ

男女脳の専門家が教える 夫婦のトリセツ

人生は100年時代になり、夫婦は定年後、さらに40年をともに過ごすことになる。
「男と女は脳の作りが違う」とはよく言われるが、定年後は女のテリトリーである「家庭」に夫が入ることになる。
そこでは男社会で通用した「男のルール」は通用しない。
女のテリトリーでは、男は女のルールにのっとって、生きていかなくてはいけない。

男の脳と女の脳は真逆にできている。だからこそ男と女は補い合ってうまくいく。
でもだからこそ男と女はすれ違うようにもできている。
定年前はすれ違ってもほんの数時間を我慢すれば1日は終わった。
しかし定年後は24時間、夫婦がともに過ごすことになる。
そうなれば、お互いを理解する「夫婦のマニュアル」(トリセツ)が必要だ。

これからの40年を幸せにすごせるかどうかは、このマニュアルの理解にかかっている。
夫は妻(女)の脳を理解し、妻は夫(男)の脳を理解しよう。
一家に1冊。このトリセツを常備すれば、定年後はもめずに楽しい時間になるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 黒川さんの本は初めて読みました。

    いやぁ~!
    「これは私の事?」なんて思ってしまうこともあって…

    男性脳と女性脳。
    わが家ではぴったり当てはまることも多く。
    とても興味深く読みました。

    平均寿命が延びたということは、定年後の人生が長くなるということで…
    必然的に夫婦で過ごす時間も長くなるということで…

    これは、夫婦で読むといいのでは!
    早速、夫に勧めてみようと思います。

  • これから本書に記載されていることを実践して、少しでも残された時間を有意義に過ごしたいと思います!
    ----
    ・ときにむかっ腹が立つ。それが夫婦なのである。なぜならムカつくことこそ「とっさいに真反対の答えを出す、ペアの装置」が正常に機能するための大事な要件だから
    ・女が共感とねぎらいをどんなに欲している生き物か、まったく知らないのである。
    ・妻にとっての古亭主の役割はまさに「生けるアルバム」
    ・男性脳は、ぼうっとしている間に、脳を整理して進化している。いわばマシンのメンテナンス。必要不可欠なのである。
    ・趣味のない男は、魅力的じゃない。何かを追及して工夫していくことにこそ、男性脳の真骨頂がある。
    ・妻は「(自分にとっては)どうでもいい時間や場所を事細かに尋ねられること」に期限を損なわないでいることは、なかなか難しい
    ・夫が肩を持ってくれれば、「いえ、私にも非があるの」と引くのが女心だ。四面楚歌では、身を守るためにひたすらかたくなになる。
    ・夫の禁則⑤「ことばをケチらない」
     「おはよう、いい天気だね」と「おはよう」に続けて、その日の感じを口にする。「本当に寒いわね」なんて帰ってきたら、共感を覚えた証拠。これだけで1ポイントゲットである。
    ・話の糸口は、質問で始めたはいけない。自分の話をすることだ。今日、自分に起こった、ちょっとした「とほほ」、ちょっとした発見、ちょっとした嬉しかったこと。するとそれが呼び水になって、妻の話がするすると出てくる。
    ・夫は愚痴や困ったことなどを言うべき。そうすると妻は反応することにより、相手の人生に参加(=一緒にいる意味)できる。

  • 定年付近の夫婦はどう付き合えばよいか知りたい人におすすめ。

    【概要】
    ●夫婦の道のりは安泰ではなく、7年ごとに危機がやってくる。
    ●男女は違うことを自覚するところから始まる。
    ●定年夫婦のために何を準備するか
    ●夫婦それぞれの禁則5箇条

    【感想】
    ●読んでいて面白い。
    ●脳科学者の著者によれば、夫婦は結婚7年目でときめきは消えて「7年目の離婚」が多い。ここから腐れ縁が始まり7年の周期で危機がやってくるらしい。そして28年目で腐れ縁にあきれ果て、ここからの7年間がまた分かれ目のようだ。
    ●熟年離婚した元妻方の「一緒にいる意味がない」というセリフが1位のようだ。これには最初驚いたが、そういう考え方もあるのだなあと思えた。
    ●定年夫婦は一例として、本の内容は異性を理解するのに役立つと思う。男女として男性脳と女性脳にどう付き合えばよいかがわかる。
    ●書かれていることを成し遂げるのは難しいかもしれないが、「なるほど」という感覚で読めば面白い。役立つときがやってくるような気がする。

  •  「〇〇のトリセツ」シリーズで、何匹目かの「ドジョウ」です。
     私は、「妻の・・・」も「夫の・・・」も読んでいないので、黒川さんの著作は初めてです。
     冒頭から例示されている会話には「デジャブ感」いっぱいです。こういった夫婦間のやり取りは、広く世の中的にも「極めて当たり前の姿」のようです。
     それに気づいただけでも諦めがつきます。我が家だけの特殊事情ではなく、むしろ “普遍的なパターン” なのだとすると、直す(対応を変える)のは至難の業だということでしょう。だとすると、できることは、素直に “違いを認める” というだけですね。

  • なるほどねー。読めば読むほど、ストンと心の奥底に落ちるね。
    モヤモヤしていた事が、良く理解できます。
    ある意味、定年だからと言って、家に閉じこもり、悠々自適なんて、男性には適さないのでしょう。
    収入じゃなく、必要とされるところで無理なく働き続けられる事が、一番いいのではないかな。
    定年後、家にずっといるなんて、これを読んだら、怖くて。

  •  竹内まりやの「セプテンバー」の中に「話すことさえなくなるなんて私に飽きた証拠」と言う歌詞があって、私はずっとそう思っていたのですが、この本を読んでそうではなかったと知りました。
     「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」のおさらいって言うか総集編っていうか、決定版って感じかな?50代、60代の方たちが夫婦揃って読むと良いと思います。
     特に理系のご主人をお持ちの奥様におすすめ。私の夫も黒川さんが言うには「優秀な理系の男性脳」を持っていることが良く分かりました。「優秀な」と言われれば、悪い気がしません。最近、私はイライラがかなり減りました。

  • 基本男脳女脳の違いを理解することから始めるが、具体的な言葉とか実際に具体的に使える言葉で書いてあるのでよくわかる。

  • 読みやすい実用書。
    全て脳の違いとは思わないけど、相手に共感してから要望する流れは、日常をうまく回すのに使える。
    褒めて伸ばす子育て法の定年活用かな。

  • なるほど感高い。気を付けなと。

  • 2019 定年夫婦

    ムカつき合う存在
    そりゃそうだよね、違うんだから
    違うとわかっていた方がいいし
    同じことを求めてはいけない

    男は
    シンプルタスク
    遠くの異物に気を取られる狩猟脳
    目の前のモノは見えない 

    言葉は確認しているだけ

    ぼうっとしないと寿命が縮む
    3秒ルール〜聞き取れてない

    定番、原点

    単なる確認

    ゴール指向型

    間違ったことに耐えられない

    縄張り意識が強い

    女は
    マルチタスク
    思いつき

    言葉の裏をよまなくてよい





    チームになると捉える
    ミラーニューロン いわゆる鏡







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著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。
(株)富士通にて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍。著書に『恋愛脳』『成熟脳』(新潮文庫)、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)、『定年夫婦のトリセツ』(SB新書)、『息子のトリセツ』(扶桑社新書)、『思春期のトリセツ』(小学館新書)、『恋のトリセツ』(河出新書)など多数。

「2022年 『女女問題のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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