1行書くだけ日記 やるべきこと、やりたいことが見つかる

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815608002

作品紹介・あらすじ

●毎日1行で、自分のやるべきこと、自分のやりたいこと、が自然に見えてくる
Yahoo!アカデミア、グロービス、プレゼン講師、大学の学部長(2021年4月より予定)と、大活躍の著者ですが、30代後半までは「ダメサラリーマン」。しかしそこから抜け出したのは、毎日の日記と振り返りでした。その後、十数年試行錯誤を重ね、やっと完成した、簡単で誰にでも効果が出るメソッドを、本邦初公開いたします。

●「1行日記」と振り返りで、過去・今・未来をつなぐ
スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で話した内容に「コネクティング・ザ・ドッツ」という話があります。過去の様々な点を振り返ることで、意味のあるストーリーが見えてくる。
「1行日記」は、これを簡単に行うためのツールです。
毎日1行書いて振り返ることを続ければ、自分にとっての意味が見えてきます。それは自身の軸にもなり、未来につながる道も見えてきます。

●いくつになっても成長したい人へ
今までの経験とこれからの未来を結び付けながら、自分の軸や将来、今やるべきことを考えられる「1行日記」のメソッドのおかげで、著者は50代からでも新しいことに挑戦でき、ますます自分が成長していることに実感していると話します。どんな方にもお勧めできます。

感想・レビュー・書評

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  • 毎日日記は書いているけれど、これと言って書くこと無くて、何だかなぁ〜と思っていたので読んでみた。

    一行書いただけで終わりじゃ無くて、それを書いた後の振り返りが大切。
    簡単そうに見えて、意外とめんどくさい。

    振り返り方って大事。その振り返り方を知るのにも役立つかな。

  • 本書で紹介している「1行日記」は非常に簡単にでき、効果も期待できるものです。しかも本書にはそのノウハウだけでなく、そこから何が得られるのか、続けるための工夫なども分かりやすく記載されているので、「1行日記」を続けるためのモチベーションを高めてくれます。

    以下は本書からの抜粋になります。

    【効果】
    ・自分との対話を毎日繰り返すことで自己理解が深まり、この習慣(1行日記)を続けることによって、自己肯定感を持てるようになる。

    ・「自分にとってどういう意味を持つか」という視点で学ぶことさえできれば、何歳になっても変わることができるのです。

    ・繰り返すことで、それまで見過ごしていた毎日の出来事が自分を成長させる材料になっていきます。加えて、自分にとって何が大切なのかという軸(価値観)が明確になってくるという効用もあります。

    ・過去の行動を振り返って、なぜ自分はそうした行動をしたのかというWhy?を繰り返していくと、無意識に自分の行動を決めている価値観が分かってきます。

    ・振り返りは、時に辛い作業です。でもモヤモヤするのは、自分が何か感じているからです。そこには何かしら自分が大切にしている価値観があるはずです。見て見ぬふりをするのは、もったいないことです。

    ・リーダーシップの根幹にあるのは、リード ザ セルフ、自分自身をリードすることです。そのためには、自分の中の「譲れない想い(価値観)」に気づくかどうかです。

    ・何か大きな目標があって、それに対して点(一行日記)を積み重ねるというよりも、日常の細かな出来事から気づきを得ることを重視します。目標から逆算して必要な点を集めるのではなく、たくさんの点(一行日記)を集めていくうちに、自然と目標が定まってくるという考え方です。

    ・成長というのは、必ずしも知識が増えたとか、スキルが上がっただけでなく、何かが変わったということでも成長といえます。そういう変化(成長)を感じ取ることが大事です。

    ・人を動かすには心からの言葉が必要です。そのためには、Whatからではなく、Whyから話をします。情動や意思を司る大脳辺縁系は「Why」に反応します。

    ・自分自身をメンテナンスできるのは、自分しかいません。自分が何をしたいか、どんな時に嬉しいと感じるのかを汲み取って、きちんとそれをしてあげられるのは、大人になると自分しかいないのです。

    ・現状に満足していないということは、振り返りの最大のパワーです。

    ・読書をするときにも、「自分にとってどんな意味があるのか」という視点で常に読んでいます。

    【ノウハウ】
    ・「やったこと(事実)」「(やったことに対して)自分にとってどんな意味がある?」「そうか!(そこから得られた気づき)」「やってみよう(次にやること)」の4つを書く。そして、また次にやることをやってみて記載する。このサイクルを回す。そうすると次第に、インプット(やったこと)→アウトプット(やってみよう)から、アウトプット→インプットの順番になり、
    成長スピードが上がります。まず行動するのが大事なのです。

    ・行動ができる人というのは、やる気や大きな夢があるから行動できるわけではなく、最初の小さな一歩を踏み出し続けれらるかどうか、それだけです。

    ・その日に起こった出来事をきちんと拾い上げて、自分にとってどういう意味があるのか考え、気づきを得るというプロセスを繰り返し、気づいたことを実行してみる。

    ・できるだけその場の雰囲気を思い出せるように書くことで、客観的にその時の「場」を観ることができ、結果的にメタ認知と同じような状況を作れるのです。

    ・慣れてきたら、「やったこと」のみを書き、それを眺めながら、ぼんやりと「自分にとっての意味」を考え「そうか!」と気づいてアクションを考えるプロセスは、頭の中で回しているのです。
    これは言葉にしてしまうと思考が固定化されてしまうためです。

    ・そのためには「やったこと」を後で振り返られるように、出来るだけ具体的に言語化しておきます。また、できるだけポジティブな表現で書くことも大事です。

    ・「自分にとっての意味」は、「やったこと」から抽象化して「そもそも自分にとってどういうことか」と意味を抽出することが大切です。

    ・毎日、日記を書いていると「こんなことをしていると気分が上がる」といた発見があります。でも1回だけだと、そうした気持ちは流れてしまいますが、2回3回と続いていることを知ると確信を持てるようになります。

    ・「好きなこと」とは逆の話ですが、日常にイラっとしたことも「なぜ、そう考えたんだろう」と自問し、それを深く振り返ることで、自分の価値観に気づくこともあります。

  • 振り返ることに意味があるのか?
    1行書いただけでどうなのか?
    と、正直上から目線で読み始めた。
    でも読み進めるにつれて、これを毎日の習慣にできたら確実に成長できる、と思った。
    成長したいので今日から始めます。

  • 日記を続けるのが難しい。でも、1行でよいと思うとまた再開しようと思った。
    やったこと気づいたこと。
    テーマを決めてもよいし、心の赴くままでもよと思う。とにかく時間を決めて書くようにしよう。
    とりあえず、今から今日の分を書くよ。

  • ・毎日の振り返りが大切
    →今日の出来事が自分にとってどういった意味があるか
    ・定期的に大振り返りを行う

  • ⚫やったこと
    ⚫それは自分にとってどんな意味がある?
    ⚫そうか!
    ⚫やってみよう
    (⚫後からの気づき)

    インプット・アウトプット・フィードバックですね。
    とりあえず毎日やってます。継続すれば何か見えてくる事があると思うので。


  • 言語化する、読み返す、考える、振り返りつづける
    そうしたら見えてくるもの。

    ぜんぶ糧にしてやる

  • やりたいことや
    日々の成長を感じられない人には
    めちゃくちゃオススメな一冊です。

    ずっーとやりたいこともなく、
    毎日過ぎ去っていく日々に
    これでいいのだろうか?
    と思っていましたが、
    この本に出会い3ヶ月1行日記を続けてきたら
    日常での気づきがものすごく増えて
    自分が興味を持っていること明確になりました。

  • 自分自身の今年のテーマ「学びや気づきを意識した発信」を深めるために読んだ1冊。
    フィードバックをなかなかもらえない働き方だからこそ、自分の強みも課題も適切に評価したい。
    『書く習慣』が好きな方にもおすすめの1冊でした。

  • 一度は挫折した一行日記。
    いつも通りなんとなく出来事を書いて振り返るだけでは足りないということがわかりました。
    今日のスケジュールをかくのではなく一つ今日あった出来事をピックアップし、その出来事の意味やそこから得た気づきを書き、行動しなければ成長させるためのものにはならないなと感じました。日記をつけながら細かい箇所は見直すために読むと良いと思うのでずっと読み返し続けます。

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著者プロフィール

原作:伊藤羊一
Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長、株式会社ウェイウェイ代表取締役、グロービス経営大学院客員教授。東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行。2003年プラスに転じ、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任。15年ヤフーに転じ、次世代リーダー開発を行う(現在、主務はZホールディングス)。21年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部を開設、学部長に就任。

「2023年 『マンガですぐ読める 1分で話せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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