天才王子の赤字国家再生術8 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815608880

作品紹介・あらすじ

選聖会議。大陸西側の有力者が一堂に会する舞台に、ウェインは再び
招待を受けた。それが帝国との手切れを迫るための罠だと知りつつ、西へ
向かうウェインの方針は――
「全力で蝙蝠を貫いてみせる!」
これであった。
グリュエールをはじめ実力者たちと前哨戦を繰り広げつつ、選聖会議
の舞台・古都ルシャンへと乗り込むウェイン。だが着いて早々、選聖侯
殺害の犯人という、無実の罪を着せられてしまい!?
策動する選聖侯や帝国の実力者たち、そして外交で存在感を増していくフラーニャ、天才王子の謀才が大陸全土を巻き込み始める第八弾!

感想・レビュー・書評

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  • うん、面白かった。
    前二巻ではウェインはどちらかというと脇役に回って他の人の戦いの軍師的な役割だったのだけど、今回は久々にウェイン自身の戦いの回だった。
    そしてさすがにやってくれるよウェインさん。
    窮地を逆転するその知謀、お見事。
    食料買い占めるとか、どこの秀吉ですか?(笑)

    選聖侯会議再びという事で、さらに登場人物が増えてますます物語が複雑になってきた。
    しかも、それらのプレーヤーたちがそれぞれいろんな思惑を持っているので、これから物語がどう展開していくのか、とてもわくわくしてくる。
    なんか大河的な物語になってきた感じがするね。

    それにしても選聖侯会議の度に選聖侯が死ぬのってやばくない?!
    これは次回の会議も期待せずにはいられないな(爆)

  • この会談が行われている場所に住んでいるであろう
    庶民の方々は
    この会議にどんな感想をもったのだろうか?
    お偉いさんが集まって毎日毎日なんか話をしているみたいだけど、
    なんの発表もありません。
    この世界にはいわゆるマスコミはいないのだろうけど、
    元首からの発表というのはあるのだろうけど、
    それも何もなされず。

    名前だけは立派な人たちが集まっているから、
    警護する人や後ろに使える人たちが沢山やってきて、
    人が増えればそれなりに町が潤うのかもしれないくらいの気持ちなのか、
    偉い人は何もしなくても良いのだなぁと
    為政者に呆れ返っているのか。
    日々生活している人から
    ただ時間を浪費することを政治戦略にってどんな感じなのかと思う時もありますが、
    実際の社会でもそういう時間切れを狙う戦略って
    よくとられているようですから、
    それなりに有効なのでしょうね。

    争い事なんてない方が安心して暮らせます。
    安心して暮らせる方が日々価値を生み出し、
    その価値がひいては国を豊かにすることができます。
    はっきりした方がかっこいいのかもしれませんが、
    ただ生きることを選んでいることって大変です。

  • 西より東の方が大分まともやな。

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著者プロフィール

第1回GA文庫大賞にて『オルキヌス 稲朽深弦の調停生活』で奨励賞を受賞しデビュー。
代表作:GA文庫『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~』『幻葬神話のドレッドノート』など

「2021年 『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ アニメ化記念限定小冊子付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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