東大教養学部が教える 考える力の鍛え方 (SB新書 658)
- SBクリエイティブ (2024年6月7日発売)


本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784815625368
作品紹介・あらすじ
※本書は、2017年9月に小社より刊行された単行本『東大教養学部「考える力」の教室』を、改題のうえ、加筆・改筆・再編集したものです。
「改善はできても、新しいものが生み出せない」
日本人の多くが抱えるジレンマを解決!
考え方のフレームを身に付けるだけで、誰でも魅力的なアイデアが出てくるようになります。
東大の教養学部で東大生が殺到する授業があります。
それが、「ブランドデザインスタジオ」、通称、考える力の教室です。
この授業は、「過去を知る学び」を得意とする東大生に、
「新しいものを生み出す思考法」を体系的に学ばせたい、と2011年にはじまりました。
教壇に立つのは、(株)博報堂ブランド・イノベーションデザイン局長である著者。
「新しいものを生み出す思考法」として、デザイン思考を超える「リボン思考」を生み出し、東大生たちに教えてきました。
卒業生が「これからの人生の武器になる! 」と絶賛する授業。
乃木坂46の秋元真夏さん、生田絵梨花さん、伊藤かりんさん、松村沙友理さん、若月佑美さんも、実際にこの手法に従って、全国の学生を相手にしたプレゼンテーションを成功させました。
本書を読むだけで、「リボン思考」を中心に、多くの発想法が身につくようになります。
感想・レビュー・書評
-
オーディブルで聴いたもの。
以下のような考え方は新鮮で参考になった。
・アイデアは才能ではなく、伸ばすことができる。(伝える力、書く力、グループで話す力)
・私たちの答えは質問に左右される
・平均よりも極端を大切にする
・境界線を分けるとアイデアが出やすい
問いの大事さについて、別の本でも学んでいたが、改めて重要であると理解できた。全てを理解できたわけではないと思うので、またアイデア出しなどに課題感を持った時は読み返してみたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
具体的な思考法やアイデアの広げ方を学べる一冊。リボン思考など実践的な手法が豊富で、読むたびに新しい発見があります。東大の人気授業を再現しており、非常に刺激的で面白かったです
-
思考系の本を読み慣れてる人には、スッと入ってくる内容。
フレームワークとしては、3ステップにまとめられているため実践しやすい。
思考が詰まったら何度も読み直すかも。 -
答えのない問に対して、どのように考えるか。
本書では、そのテンプレートを紹介するが、ありきたりの考え方や、問題への取り組み方は、結局の所、金太郎飴の様に似たものしか出てこないので、イノベーションには繋がらないという。
結局、何事にも万能な方法ないということで、問を立てて、そのやり方や取り組み方も変えていかないといけない。
一人の人間が解決する力はAIによって取って代わり、共創するチームで考える力が大切だという。
アイデアの量と質は比例する。1000個のアイデアで実現するのは3件と考えると、考えることを考えることが、如何に大変かと思う。 -
広告代理店での数多の事例から洗練されてきた,従来法を一ひねりして創出される思考法の,ひねり方と応用事例が開陳される.勿論,誰にでも真似のできる方法論だし,どんどん取り入れればよいのだが,誰にでもできるということは画一化したシステムに社会が進むことからは逸脱しない.むしろこの方法論を何に適用するか・するべきか,という点こそ問われるのでは?
-
選書番号:802
-
結局型というものに囚われては、新たな発想は生まれないのを説いたのだと思うけれど、わりかし、かなり抽象的だと思う。もう少し踏み込んでも良かったと思う。
-
チームで考えることが大事という点や、思考のプロセス・フレームをまず考えるという点には共感するものの、筆者の提唱する方法が向く場面(職種)と全く向かない場面があるように感じました。講義で取り上げられた「お題」も、まあ面白ければいいかなというシチュエーションのものが多いのではないでしょうか。渋谷の新しいお土産は何が良い?などは典型だと思います。
-
□選定理由
・自分の頭で考える「内省」を意識する身として、タイトルに興味を持った為
□感想
・input〜コンセプト〜outputと大枠の考え方には、真新しさは無いものの、細部の説明があり腹落ちしやすいと感じた。
・同調圧力や思考停止に陥るのではなく、自分の頭を使って意見を導き出すことは、今後も拘っていきたいと思えた。
著者プロフィール
宮澤正憲の作品





