個と宇宙―ルネサンス精神史―

  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815801557

作品紹介・あらすじ

本書は、ルネンサンスにおける「自然-認識」問題を核に、宗教や芸術、占星術や魔術といった広汎な精神的・文化的問題連関を統一的に把握し、ルネサンス思想の多様な展開を、壮大なスケールと精緻な観察をもって解明した。本書は、今世紀の古典として、揺るぎない価値を主張しうるであろう。

感想・レビュー・書評

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  • クザーヌス、ピコ、フィチーノらの華やかな哲学、その思想背景も分かりやすく論じている。すべての文章が「である。」で終わる訳はもうちょっと

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著者プロフィール

1874-1945。ドイツの哲学者。旧ドイツ領ブレスラウ(現ポーランド領ヴロツワフ)に生まれる。ヘルマン・コーエンの下でカント哲学を学び、マールブルク学派の一人に数えあげられるが、近代認識論史の大著である『近代の哲学と科学における認識問題』(1-3巻、1906-20、4巻、1950〔邦訳『認識問題』全4巻・5冊〕)や『実体概念と関数概念』(1910)で独自の立場を確立。ベルリン大学私講師をへて1919年新設ハンブルク大学教授に着任。さらに『シンボル形式の哲学』(1923-29)で言語・神話・宗教・芸術などを包括する文化哲学の体系をつくりあげた。1933年、ナチスの支配と同時に亡命を余儀なくされ、オクスフォードからスウェーデンをへて、1941年以後アメリカで活躍する。1945年4月、ニューヨークで歿。著書は他に『自由と形式』(1916)『カントの生涯と学説』(1918)『ルネサンス哲学における個と宇宙』(1927)『啓蒙主義の哲学』(1932)『現代物理学における決定論と非決定論』(1936)『人間』(1945)『国家と神話』(1946)などがあり、その多くが邦訳されている。

「2019年 『カントの生涯と学説 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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