- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815803919
作品紹介・あらすじ
奢侈、見栄、スタイルへの配慮などに示される消費の本質を、自己顕示、社会的承認の獲得、優越性へのあくなき欲望など「非合理的な」人間本性のなかに見出し、新古典派経済学による消費分析の限界を提示した好著。
感想・レビュー・書評
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『顕示的消費の経済学』
原題:The Economics of Conspicuous Consumption: Theory and Thought Since 1700
著者:Roger S. Mason(1940-)
訳者:鈴木 信雄
訳者:高 哲男
訳者:橋本 努
価格:税込3,960円/本体3,600円
判型:A5判・上製
ページ数:268頁
刊行年月日:2000年
ISBN:978-4-8158-0391-9
Cコード:C3033
奢侈、見栄、スタイルへの配慮などに示される消費の本質を、自己顕示、社会的承認の獲得、優越性へのあくなき欲望などの「非合理的な」人間本性のなかに見出し、18世紀から現代にいたる顕示的消費論の丹念な跡付けを通じて、主流派経済学による消費分析の限界を提示した好著。
https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0391-9.html
【簡易目次】
序
第1章 新しき消費社会
第2章 ジョン・レーの奢侈的消費論
第3章 19世紀における経済学の潮流と奢侈的消費論
第4章 顕示的消費行動に対する新古典派的見解
第5章 ソースティン・ヴェブレンと金ピカ時代
第6章 変化への抵抗
第7章 需要の再考—— 外部効果と相対所得仮説
第8章 消費理論と豊かさの経済学
第9章 新しい消費理論に向けて
第10章 展望
訳者あとがき
参考文献
事項索引
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ヴェブレンの章だけめくってみてるけど、経済学史的にはそういう争いがあったのかー、とかいろいろ勉強になる。ぜんぜん知らんあたりだし。この19世紀後半から20世紀前半のあたり、なにが起きてるのかぜんぜん知らないってだめよねえ。