現代中国の財政金融システム―グローバル化と中央-地方関係の経済学―

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  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815806781

作品紹介・あらすじ

現代中国の経済発展に果たした、積極果敢な楽観主義者としての地方政府の決定的役割を解明、固有の中央‐地方関係に基づく財政金融システムが構造的に生みだしてきた問題と、それが世界経済に及ぼす影響を描き出す。グローバル不均衡や人民元改革問題にも新たな光をあてる画期的成果。

感想・レビュー・書評

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  • 世界中から注目を浴びている中国。そのなかでもユーロ危機などをきっかけに中国の財政・金融が注目を浴びている中で、ほとんど知られていない中国の財政・金融システムを理解するためによい一冊である。

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著者プロフィール

梶谷懐1970年生まれ。神戸大学大学院経済学研究科教授。専門は現代中国経済。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学)。博士課程在籍中に中国人民大学に留学(財政金融学院)。神戸学院大学経済学部准教授などを経て、現職。著書に『「壁と卵」の現代中国論』(人文書院)、『現代中国の財政金融システム』(名古屋大学出版会、第29回大平正芳記念賞)、『日本と中国、「脱近代」の誘惑』(太田出版)、『日本と中国経済』(ちくま新書)、『中国経済講義』(中公新書)。共著に『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書)など。

「2023年 『所有とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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