- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815811457
作品紹介・あらすじ
学術雑誌の歴史から、科学のあり方を問い直す──。科学ジャーナルはいつ誕生し、いかにしてその地位を確立したのか。科学者はなぜ論文を投稿するようになったのか。19世紀イギリス・フランスの学協会やメディアを中心に、商業化、オープン化、査読、不正など現代の学術ジャーナルにも通ずる課題の根源を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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請求記号 402/C 94
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主に19世紀イギリス・フランスの学協会やメディアの歴史を扱った本であり,いわば科学の「影」としてのジャーナルに焦点を当てている。
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【書誌情報】
『科学ジャーナルの成立』
著者:Alex Csiszar
訳者:柴田和宏
解説:伊藤憲二
価格 税込6,380円/本体5,800円
判型 A5判・上製
ページ数 376頁
発行年月日 2024年3月10日
ISBN 978-4-8158-1145-7
Cコード C3022
学術雑誌の歴史から、科学のあり方を問い直す ——。科学ジャーナルはいつ誕生し、いかにしてその地位を確立したのか。科学者はなぜ論文を投稿するようになったのか。19世紀イギリス・フランスの学協会やメディアを中心に、商業化、オープン化、査読、不正など現代の学術ジャーナルにも通ずる課題の根源を解き明かす。
https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1145-7.html
【目次】
序章 「ばらばらの事実の破片」
第1章 雑誌とアカデミーの判定
オルデンバーグの計画の誕生と衰退
梗概と書簡
オーサーシップと毎月あらわれる貧しき熱狂者
転載、およびその他のきわめて不適切な行為
第2章 公開会合
会議録の誕生
代表の政治学 —— 自由主義の新聞・雑誌と科学アカデミー
ジャーナリスト対報告者
祭壇に対抗して祭壇を作る
第3章 著者と査読者
オーサーシップと区分
判定方法の試行錯誤
読書する公衆と公的な読者
公的な権威から匿名の査読者へ
第4章 発見、出版、知的財産
日付を特定するために
科学史の書き方
開かれた科学の地政学
第5章 科学論文とはなにか
19世紀中盤の逐次刊行
印刷、名称、自然誌
科学論文と境界
第6章 19世紀末のアクセスの空想
科学の脱中央集権化
科学の定期刊行物の機構
世界システム
終章 インパクトのある話
謝 辞
解説(伊藤憲二)
訳者あとがき
注
略語一覧
図版一覧
索 引