失敗学: 図解雑学 絵と文章でわかりやすい!

著者 :
  • ナツメ社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816341878

作品紹介・あらすじ

技術が進歩し機械が普及するに従って、私たちの生活は以前よりも、はるかに便利になっています。その反面、小さな事故はもちろん、人命に関わる重大な事故がおこる機会も増えています。残念ながら、それらの事故=失敗が完全になくなることはあり得ません。本書は、そうした過去の失敗に蓋をして覆い隠すのではなく、失敗を正しく理解し、知識化することで、同じ失敗を繰り返すことを防ぎ、失敗を研究することによって生まれる、さらなる技術を創造すべきだ、とする失敗学の解説書です。

感想・レビュー・書評

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  • 失敗は決してゼロにはならない。 その失敗を適度で止め、繰り返さないことこそ肝要である。

  • 図解って薄っぺらい感じがするのは気のせいか。
    ・原因を要因とからくりに分けて考える。往々にして結果しか見ない。
    ・よくある失敗に情報断絶がある。起こりやすいし、全体を目配せできる人材が必要。
    ・失敗知識集、どう失敗して、なぜ失敗したのか、どうすれば避けられるのかを整理したものが必要。
    ・自分の影に怯えるな。失敗を恐れて何もしないのが一番良くない。
    ・安全な道は一番危険な道と心得る。

  • 図解されているせいで頭に入ってこない失敗学。

  • 432号室に一冊あり

  • 過去の失敗に学ぶ、という点で"失敗の本質"が思い出され、再読したくなった。
    過去から学ぶことは重要だ。そして、未然に防ぐ手立てがそこから考えられる。
    意外にも、ポツポツとクリティカルに今現在困っていることに対する解決策を提示してくれた。サクッと読めて役に立った。コスパ良

  • 抽象的な方法論の話に終始しており理解しづらく、期待はずれだった。ビジネスフレームワークの本でも読んでいるような気分になる。大学の講義資料かなにかをそのまま使っているのだろうか、意味のよくわからない図が大量に登場する。情報の見せ方に気を遣った方がいいと思う。

  • 学び
    ①どう失敗したか、どうして失敗したか、どうすれば避けられたか、を記録し、失敗を知識にせよ
    ②起こりうる状況を事前に想定することで失敗を未然に防げ
    ③良い失敗=未知へ挑戦した結果ミスが起きたもの
     悪い失敗=不注意や誤判断が原因のもの

    やること
    ①ミスが起きたときは「どう失敗したか、どうして失敗したか、どうすれば避けられたか」をノートに記録する
    ②新しいタスクに取り組む前に「どんなミスが起きそうか」を考え、メモしてから着手する
    ③ミスした場合、「良い失敗」「悪い失敗」のどちらであるか、①の内容と一緒に記録する

  • 失敗が続いたときに購入。まぁ雑学用といったかんじ。

  • 分かりやすさが追求されていて、雑学書、の名にふさわしい。
    具体例がもう少し欲しかった。
    マニュアル化は組織化の必要条件だが十分条件ではない、逆演算・仮説検証の重要性・暗黙知の明文化と共有の重要性・情報が途絶えることの深刻さ
    学生団体等で漠然と経験したこれらの事項は、会社など他の組織にもある程度言えるのかもしれない。

  • 人はミスをするという想定のシステム
    失敗に光を
    創造とは、失敗から定式化の繰り返しで生み出されること
    ブラッシュアップに不可欠なのが仮想演習
    思いつきノート
    千三つの法則
    ある一つの仕事しか出来ない状態を、タコツボ的生き方
    優秀なリーダーは、常に危険を想定した観察をしている

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。2002年にNPO法人「失敗学会」を、2007年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。著書に『図解 使える失敗学』(KADOKAWA)、『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』(講談社)『技術の創造と設計』(岩波書店)、『続・実際の設計』(日刊工業新聞社)『3現で学んだ危険学』(畑村創造工学研究所)など。

「2022年 『やらかした時にどうするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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