- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816344749
作品紹介・あらすじ
中世から20世紀初頭まで栄華を誇り、世界最大の王家とも言われたハプスブルク家。オーストリア地域を中心に勢力を広げ、最盛期にはヨーロッパだけでなく中南米にまで支配が及んで「陽の沈まない帝国」と謳われた。一方で、各地域の文化、風俗を尊重しながらヨーロッパの大部分を治め続けたハプスブルク家のあり方は、近年のEUによるヨーロッパ統合の動きと二重写しになり、再び脚光を浴びている。本書では、カラー写真とイラスト、図解を駆使して、ハプスブルク家の波乱の歴史と華麗な文化をわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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10年積読してて、ようやく読破...
本書は、ハプスブルク家の人々や、ハプスブルク家の繁栄から衰退までの流れ、ハプスブルク文化の概要を知るのに良いと思います。
初見の名前や単語が多かったので、参照ページが読んでるページの中に都度併記されていたのが、初学者としてはありがたかったです。
世界史をまともに勉強していなかった世代なので、ハプスブルク家の影響力の大きさにまず驚きました。
また、個人的にはウィンナ・ワルツ誕生の背景や庭園の様式が変化した背景を知ったときが一番テンションが上がりました。
今世界がこのようにある理由や原因の一端が分かるとやっぱり楽しい。
次は、別の観点からヨーロッパについて調べてみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハプスブルク家、帝国の本を集中的に読んでいる最中に手に取りました。
受験用まとめ本みたいなノリで楽しく読める。
人物やイベントなどのトピック別に見開き1ページごとにまとめられています。
ハプスブルク家関連の歴史を知るのに最初に読んでも良かっただろうし、分厚い本を読んでる最中の息抜きに読むのにも最適。
でも、細切れすぎて、読む気満々の時はなぜか読みづらい。。。右ページの相関図とかイラストなど邪魔にも思えてくる時がある。
今まで気がつかなかったのだが、著者の菊池良生氏は、明治大学教授、専攻はオーストリア「文学」とあり、ちょっと納得。氏の著作をすでに数冊読んだが、寡聞にして知らない表現が出てきて、困ることがなんどもあった。でも調べてみるとやはりぴったりな表現なのだろうと納得できるのだが、どういうことなのだろう?と少し思っていたから。 -
ルドルフ1世
ハプスブルグ家初のドイツ王
ルドルフ4世
大特許状
フリードリッヒ3世
ハプスブルグ家初の神聖ローマ皇帝
戦わずしてライバルが死んだ
マクシミリアン1世
婚姻作戦。フリードリッヒの息子。
カール5世
マクシミリアン1世の息子。
世界帝国の皇帝。
カール6世
マリーテレジア
オーストリアの国母。女帝。
夫は、フランツ1世。
オーストリア継承戦争。
ブルボン家との結婚政策。
マリーアントワネット
ルイ16世と結婚。
フランス革命時。
ヨーゼフ2世
テレジアの息子。
神聖ローマ皇帝。
フランツ1世
初代オーストリア帝国の皇帝。
マリールイーズ
フランツ1世の娘。ナポレオン1世と結婚。
フランツ・ヨーゼフ1世
ハプスブルグ王朝を持ちこたえさせた。
カール1世
ラストエンペラー -
ハプスブルク家の歴史を通してヨーロッパ史を学べる1冊。オールカラーで読みやすく、初心者にもオススメです☆
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
ハプスブルク家についてよくわかる本。
ヨーロッパの歴史についても理解が深まる。
ただ、昔の地名などは調べながら読む必要があると思う。 -
あわせて読んだ本です。
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ハプスブルク家好きなのでw
と思って借りたらすごく世界史の勉強になりました。
さすが図解シリーズ、わかりやすいです。 -
中欧に出かけるときに読んだ。
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■2009.07購入⇒09.08読破
1.ハプスブルグ家の人々
2.オーストリアよ、結婚せよ
3.ハプスブルグ家のライバル
4.ハプスブルグ家の斜陽
5.華麗なるハプスブルグ文化
オールカラーで文章も堅苦しくないので読みやすく、系図も記載されているので、とても分かりやすい
後の章を参照したり、前の章を読み返したり、何度も復習しながら読める
(参照ページ数も丁寧に記載されている)
第3章では周辺の国々が出てくるので、もう少し地図が掲載されていると良かった
第5章でも宮殿などが紹介されているため、現在どこの国のどのあたりにあるのか地図があるともっと良かった。。。 -
レポート協力の際に使用。
歴代ハププスブルク家の当主をメインにおう形の構成。
わかりやすい。勉強する前の基礎知識として推奨できる。
(2008/11/19読了)