子どもの力を引き出す板書・ノート指導のコツ (ナツメ教育書ブックス)

  • ナツメ社
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本棚登録 : 71
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816348709

感想・レビュー・書評

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  • 「最高のクラスの作り方」で知った岩瀬先生。
    色々な活動をしていることを知った。
    板書をどうしていいか悩んでいる所に、この本の存在を知ったので購入しました。

    板書とノート指導のことについて書かれていて、
    説明・絵を交えたポイント・発展実践など書かれていて分かりやすい。
    何よりたくさんの具体的なことが小さいステップで書かれているので真似しやすい。
    ありがたい本でした。


    ○板書の役割5つ
    情報の共有・理解と定着を図る・ノートのお手本・話し合いのプロセスの共有・興味、参加の促し

    ○ノートの役割4つ
    練習する・記録する・考える・保存する


    本の内容について

    ○やったこと
    ・前面の黒板はスッキリ(できるものは黒板外に掲示する)
    ・短冊黒板を使う
    ・箇条書きで整理
    ・黒板の消し方
    ・板書をデジカメに残す
    ・文房具のルールを指導し、授業に集中させる
    ・ノートに資料を貼る

    ○やり途中
    ・段組みのレイアウト
    ・余白をつくる(後から書きたせる)
    ・大事なポイントを大きく・色を変える
    ・改行をうまく使う
    ・矢印を活用する
    ・ネーム磁石を活用する
    ・1時間の授業で黒板1枚
    ・インパクトのある絵
    ・板書は覚えているか確認しながら消していく
    ・授業の目標を板書する
    ・子ども達に黒板を開放する(黒板を使って教え合わせる)
    ・みんなの前で発表させ、ポジティブな評価をする
    ・書き出しの縦と横をあわせてすっきりさせる

    ○やりたいこと
    ・色遣いのルールを決める
    ・授業用のキャラクターを使う
    ・コーワライティングシートの活用
    ・板書のスピードを工夫する
    ・授業のまとめの板書
    ・キーワードでまとめる(発言者に内容を確認する)
    ・鉛筆の持ち方の指導
    ・ページを目的に応じてレイアウトする
    ・ノートに見出しをつける
    ・付箋紙を活用して情報を整理する
    ・ノートに授業の感想を書かせる
    ・作文用「作家ノート」を作る

    指導の原則として
    すぽおつ の原則を知りました

    すぐにその場で
    ぽじてぃぶな評価
    おたがいにノートを見合う場
    つづけて見守る

    まずは「す」から、そして「お」をやりたい。
    そのためには、ノートの書き方のルール(色やマーク)を決めて
    いいノートの基準を示す必要がある。

    後期までに考えていきたい。

    この本との出会いにも感謝。

  • 基本的な内容はこれでバッチリかなという感じ。これをもとにさらに創意工夫する必要はあるけど。

  • 板書についての書籍は読んだことがなかったので役に立った。
    既に実践している手法もたくさんあったが、更に一歩深い技術が紹介されており、今後の実践に生かしやすそう。

    一つのテーマを見開きで紹介、解説しているので、付箋紙を貼っておけばここぞというときに振り返りやすい。

    唯一、残念だったのは読者を小学校教諭 に限定してしまっているところ。
    教育書も、あらゆる校種に対応したものが増えるとよい。

  • 既に知っている情報もあるが、非常に分かりやすくまとめてある良書。
    付箋などのアイデアは、自分が仕事をするときは使うが、子どもが使っても役に立つことが分かり、新鮮だった。

  • 登録日:12/16

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著者プロフィール

1970年、北海道生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として、4校で22年間勤め、学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2008年度埼玉県優秀教員表彰。2015年に退職後、東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座准教授に就任。学級経営、カリキュラムデザイン等の授業を通じて、教員養成、現職教員の再教育に取り組んだ。2018年3月に退職し、一般社団法人軽井沢風越学園設立準備財団副理事長に就任。2020年4月に幼小中混在校の軽井沢風越学園の開校を目指している。教師教育学会所属。大3、高1、小5の3児の父(2018年現在)。
主な著作に、『せんせいのつくり方――“これでいいのかな”と考え始めたわたしへ」(旬報社、2014年)(共著)、『最高のチームになる! クラスづくりの極意』(農文協、2011年)、『最高のクラスのつくり方』(小学館、2010年)他多数。

「2019年 『クリエイティブ・ラーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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