子どもの力を引き出す自主学習ノートの作り方 (ナツメ社教育書BOOKS)
- ナツメ社 (2012年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816352003
感想・レビュー・書評
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「宿題」を出すのをやめてはや半年。
我が子の学びを見るにつけ、いかに宿題が受動的なものだったか思い知らされる。
この方の本は初めて読んだけど、理論に基づいた実践であるのがとてもよかった。
自分の実践に生かしたいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の長期的な休校の期間を通して、子どもたちの学びに対する考え方も変わってきたと思う。
諸外国の様子と比べると、日本は圧倒的にICTの普及が遅い。
日本以外の先進国では、自宅にいながらもオンラインでやりとりをしたり、課題に取り組む姿をニュースで見かけることが増えた。
そういったハードの面での整備も必要だが、何よりも「学びたい!」「学ぶことは楽しい!」というソフトの面をこれまでの教育の中で育むことができたのだろうかと問われている。
学校からのICT機器やオンラインでのライセンスの配布がなくても、今は各主要な教育オンラインサービスが無料で様々なコンテンツを提供している。
それらをためして、学ぼうとする子はどれくらい日本にいるんだろうか。
政府が今推し進めているGIGAスクール構想はこれからどうなっていくか分からないかが、間違いなく今後5年以内に一人一台のタブレットPCの普及が広まっていく。
そういった機器を使いこなす情報活用能力ももちろん必要だが、
それよりもまず、本書のように今あるものを活用しながら、学ぶことに対する教師自身の考え方を問い直していく必要がある。
今だからこそ読み直してよかったと思う本だった。 -
先生という職業が魅力的に感じる。
子供たちが持っている力は、大人の対応によってこんなにも変わることを知った。実践編と合わせて、親子で読むと、学ぶ・知る楽しさも倍増!! -
地道な努力
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自主学習。
この本はやり方はもちろんのこと、その背景にある理論を紹介してくれているところがステキです。
「これやってね」ではなく、「こういう価値がある」ということをしっかりと教えてくれる。
学校や学級の環境によって、導入しようって思っても、難しいところはあるだろうけど、1年間を通しての続け方も書かれているので、すごくていねい。
本にも書いてあるけど、自立に向けて、教師がだんだんと子供達に任せていく様子は、自主学習に限らず
すべての学習において有効だなって思う。
自分の取り組みの振り返りにもなるステキな1冊でした。 -
素晴らしい一冊です。伊垣先生が自主学習ノートに取り組んでいる理念から、細かな実践のやり方までが載っています。自分も取り組んでいましたが、その甘さが浮き彫りに…「こうすればいいんだ。」「これもやってみたい」と思うことがたくさん!
多くの学級で宿題が嫌なものにならなければいいな、こういうやり方もあるんだと多くの先生に知ってもらいたいなぁ、って思います。
伊垣先生の「教師としての在り方」がよ〜く伝わってきます。自分の軸はどんなことなんだろう。。。