- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816353475
作品紹介・あらすじ
看護、介護、福祉、教育、職場、コーチング、コンサルテーションなど、さまざまな現場で活かせる!親しみやすいイラストやデータを使って、傾聴の実践に欠かせないポイントや心構えをていねいに解説。
感想・レビュー・書評
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これまで人間関係や会話でのもやっとした疑問が「あれって、もしかして」と腑に落ちた。
というのも私が話している相手の言葉に注目してしまい、背後の気持ちに全く気を配っていなかったことがよくわかったからだ。
本書では実際の会話例も多く載せられていて、自分の普段の受け答えがもろにNG例だったり、相手の話した言葉から本当の気持ちをどう読み取るかなど、わかりやすくて実践的だった。
クレームに対する対応も参考になる。
親しい人との会話では、ついいい加減に聞いていたり言葉尻をとらえたりしがちだが、「聴いて」みるなら愚痴に対してもイライラやうんざりすることも減りそうだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相談されたから的確にアドバイス。相手の気持ちにしっかり感情移入。聞き出すために色々と質問。
これ、全部間違ってます。
今まで傾聴できていると思っている人は正座してこれを読んだほうがいいです。自分がそうだったから、ただいま大反省中! -
キャリアコンサルタントの面談が苦手でしたが、この本のおかげで合格できました。面談は最終的には心なんだという気付きを与えてくれた1冊です。
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話を聴くことの大切さも難しさも身にしみた。
言葉の奥にある感情に寄り添うこと。自分の価値観と重ね合わせる同感ではなく、共感すること。共感=あたかも自分自身のものであるかのように感じ取り、あたかも~ようにという感覚を失わない。これはなるほどと思った。
自分と相手の境界線を失わないって大切だね。ぼくは相手が違う意見や価値観だと聴けないなって感じてた。相手の立場になって聴くこと=意見を合わせなきゃってわけじゃないもんね。共感の話でそのひっかかりがスッキリした気持ち。
「どうやったら人の話を上手に聴けるのか」って勉強したい人もそうだけど、「人はなんで私の話を聴いてくれないんだろう」って感じてる人も、読んでみると腑に落ちるところが多そう。一回読んだだけで身につくようなものではないので、もう一度ゆっくり読み直していきたいな。 -
介護職や教育職などのひとに向けて書かれた「傾聴」のしかたについての本です。相手が抱いている不安や本音を受け止め、より心安らかなほうへと導く傾聴をするにはどうしたらよいか、人間の心のメカニズムの説明とともに書かれています。極めて繊細な事柄で心という複雑なものを扱うのでとても難しく奥深いものであると思いました。ただ、こういう術が世の中にある、ということを知っているだけでも人間関係を円滑にしていくうえで役に立ちそうです。
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週末に大学の傾聴セミナーに参加する予定なので,その予習として読んだ。
内容としては,前半は心理学の基礎事項が簡単に説明されており,
後半は傾聴についての基本姿勢と実践的な技術が具体例を通して解説されている。
これ一冊でカウンセラーのような傾聴術が身につくわけではないが,
教育・介護・看護などの様々な現場で参考になる”話の聴き方”を学べると思う。
読み終えて感じたのは,話をただ「聞く」のと「聴く」とでは大きく違うということだった。
本書にもあるが,「聞く」は声を音声として耳で捉える様子を意味し,
「聴く」は耳を傾けて声だけではなく”心”も通わせる必要がある。
話し手がどんな思いでその言葉を口にしたか,文字通りに受け取るだけでなく,
相手の心の声も意識して話を聴く大切さが分かった。 -
傾聴の基礎知識だけでなく、人の心のなりたちについても丁寧に書かれていて、色々と再確認できた。いくつかの事例について、よい対応例、わるい対応例も取り上げられていて、参考になった。
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傾聴術の教科書と言える本。
全体を通して分かりやすいです。
この本で傾聴の基礎的態度の習得からシミュレーションまで出来ます。
普段の会話の中でも気を付けなければいけない事が書いてあるので、どの職業の方にも読んで欲しい一冊。 -
本の構成が良いためか非常に分かり易いです。第二章と第五章は、心理についても記述されているので大変参考になりました。