科学史ひらめき図鑑 世界を変えた科学者70人のブレイクスルー

  • ナツメ社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816365836

感想・レビュー・書評

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  • 独学大全公式副読本より。

    どんな発見・発明にも情熱を傾けた先人がいたことを再認識。
    彼らのドキドキわくわく感や、時に大変だった出来事が読みやすく書かれていて、気軽に楽しく読める本でした。
    この本をハブに、興味を持った分野の参考文献などを読み進めて、知識を深めたいなと思いました。

  • NHKの「フランケンシュタインの誘惑」が好きで(Eテレ全般が好き、教育者や製作者の気概を感じる)科学史の面白さを知った。
    本書は科学者の一般的な功績を知ることができる。
    もちろんたくさんのエピソードがあって、そこを凝縮してはいるのだが、
    もっと知りたければ巻末の参考文献も是非読みたいと思わせる内容だ。
    文系だから、なんて思っていたらもったいない!
    ビジネスにも、教育にも、つまり普段の生活に使えるヒントが詰まっている。

    元素の周期表を作ったメンデレーエフは、それを居眠りの中で思いついたという。
    ニコラ・テスラはゲーテの詩から磁界を回転させることをおもいつき、欠点を長所にかえた。
    アラン・チューリングのプログラムというアイデアは、今私が(これを書くのに)使っているアプリに応用されている。
    ノイマンはコンピューター概念を作り、普及させた。
    そこには違う分野で手を組む、という発想があった。
    マウスを発明したエンゲルバートは、昔習った情報を活かした。
    ナイチンゲールは今や当たり前の「統計」を活かして説得をした。

    どれもこれも、過去から習って未来に繋げられる。
    イラストも多く、各科学者の紹介は統一されていてみやすい。
    戦争に必要だったから、戦争で伸びた技術というものも多い。
    こうしてみると技術とは表裏一体で、如何様にも使えるものだということを感じることができる。

    一方で、ここで示される科学者以外にどれだけ無名の人が研究をしてきたことか。
    無名の人々は、しかし科学史の中の屍ではない。
    皆が受け入れたことで科学は進んだのだ。
    そのことにも、思いを馳せずにはいられない。

  • どの科学者が、どんな偉業を成し遂げたのか、ハイパーさっくりわかりやすくまとめてくれており、それが70人も紹介されてるというのだから、楽しくて仕方ない

    でも、こう、現代からみたら結果になってても、当時は結果にならないまま報われず死んでいった科学者も多いし、ビジネスに役立つという決め文句は違うとも思うし、役立たせたい部分も当たり前のことを毎度書いてるな、という感じ

  • 色々なものの発見や開発について、ほとんど一言で説明してくれている。

  • 感想は自分のブログに書きました。

    https://rebirebi.net/science-inspiration

  • 親しみやすい文章と、かわいく、かつシンプルなイラストで、テーマ別・年代順に並べた70のブレイクスルーを概観する好著。理系作者にありがちなひとりよがりなわかりにくさがなく、きちんと「他人様に読んでいただく」ものになっている。
    ミソジニストの泥棒・ワトソンの所業を無批判に取り上げているのと、編集者の戦略なのか、科学者たちの発想法を「ビジネスに応用!」みたいな安っぽいコラムがついているのはどうかと思うが。

    2019/8/18読了

著者プロフィール

難解なサイエンスをわかりやすくする“サイエンスコミュニケーション”の会社。
知力、理解力、コミュニケーション能力に加え、多彩な表現力を持ち味としている。

「2023年 『医学の歴史ひらめき図鑑 柔軟な着想から結果を導くロジカルシンキング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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