作品紹介・あらすじ
人の話を聞いた後に、どっと疲れていませんか? 相手のためにアドバイスしているのに届かない、また同じ話だと思いながら聞いてしまう…。そんな「聞き疲れ」の原因は、話を聞くこと以外にエネルギーを使っているから。本書では聞き上手さんの 「しんどい」をなくすコツをマンガと一緒に紹介します。
感想・レビュー・書評
絞り込み
-
ただ聞くだけで相手は心地よく感じる。途中で遮らずひと区切りつくまで聞く。相手は話したいことを全部聞いてもらえたという充実感から「あなたと話すのは楽しい」と思う
-
同感するな共感しろ、つまり相手のことであることを常に自分に言い聞かせろ。というか、感情はもらうな、聞いててわいてくるものは自分の感情なんだからこれは共感とは別、かな。
-
-
他人とのコミュニケーションに疲れていた時に、出会った本。
同感しながら聞くとしんどくなる。
「話している人はそう感じるんだ」と、主語を相手のままで聞く、「共感」。
「人はアドバイスを求めて、話している」わけではない。
自分が、相手の話を受け入れる余裕がない時には、その旨を伝えることも悪くない。
などなど、いろいろと参考になることが書かれていて、心が軽くなりました。
またついつい、いつもの自分に戻って、コミュニケーショに疲れてしまう気がするけど、
この本の最後に「完璧にできなくてもいい。少しずつできたらよい。」という内容の漫画があって、
これぐらいの感じなら、自分もやっていけそうな気がしました。
手元に置いて、何度か読み返したい1冊です。
-
元企業カウンセラーによる、聴き方のノウハウ
最近、聞くことを意識して、実践しようとして難しく感じることが多かったが、
具体的にそれらの対策がまとめられている。
緩く簡単に読めたが、他の著者も読んでみたいと思った。
-
話り聞く時、同感ではなく共感すること。と言う点、参考になった
-
相手と同じ気持ちになる「同感」と、相手の気持ちを理解する「共感」。ついつい「同感」していまいがちだけど、相手との会話は理解してあげることが大事なので「共感」でよい。
-
タヌキくんの気持ちあるある〜分かる〜って頷きっぱなしだった!
傷つけないように…アドバイスしなきゃ…疲れた…ってなるくせに仕事が対人関係になるから不安でいっぱいだったけど、同感でなくて共感で楽になれそう。
図書館で借りてよんだけど、人間関係に悩んだら何度も読み返したい1冊。
-
当たり前のことだけど、確かに!と思うことが多かった!仕事でも役に立つ視点があり、来年度でも役に立ちそう
・ひとまず返事は考えず話を聞く
・相手の欲しい答えを言わなくていい
・同感しなくていい
・自分の気持ちに目を向ける
・人のせいにするタイプの人は十分話をしてもらい発散させるのが無難。また何か言ってるぐらいの気持ちで聞く
-
聞き上手さんのしんどいがなくなる本を読んでみて、自分が変わることで世界(人間関係)が変わること再認識した。しかも人の悩みは人間関係に集約されるものだから、人間関係の悩みから開放されれば、本当に人生が楽になれると感じた。聞き上手になればコミュニケーションのなかで、自分の気持ちやしたいことに気付き、自己肯定感が増す。客観視できるようになり相手の伝うたいことや気持ちを分かるようになる。適切な距離感を掴めるようになり誰にも優しくなれる。
ここからネタバレありです。
そもそも、人の話を聞いて疲れる理由とは
・相手の気持ちに反応してしまうから(心が疲れる)
・余裕がないから(時間がない、心の余裕がない)
・考え過ぎだから(相手に好かれたい、いいアドバイスをしなければ・・・)
なので、疲れない聞き方とは
・相手の会話の気持ちの部分に注力し、気持ちに共感する(相手は○○だと思っている)
・アドバイスはしない(答えは相手の中にある)
・Iメッセージで自分の気持ちを伝える(タイミングと伝え方は工夫する)
結果として、聞き方を変えて良いこととは
・会話が疲れなくなるので楽しくなるし、相手の伝えたいことや気持ちが分かる(客観視しながら会話できる)。
・自分も相手もいい方向に転ぶことがある(適切な距離を保てる)。
・人に否定されるのが怖くなくなる。自分の気持ちを伝えたくなる(自分の気持ちに気付き、自己肯定感が増す)。
著者プロフィール
大野萌子(おおの・もえこ)
公認心理師。2級キャリアコンサルティング技能士。産業カウンセラー。
(一社)日本メンタルアップ支援機構代表理事、企業内カウンセラーとして長年の現場経験を生かし、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント教育を得意とする。官公庁・企業・大学などで講演・研修を5万人以上に実施。シリーズ51万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』ほか著書、『世界一受けたい授業』などメディア出演多数。
「2023年 『10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術』 で使われていた紹介文から引用しています。」
大野萌子の作品