解説百人一首

著者 :
  • 日栄社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816801419

感想・レビュー・書評

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  • 時代背景や歌の作者の経歴、歌が詠まれたときの状況など満遍なく解説されている。しかし網羅してはいない。1首を見開き2ページで納めているので、入り切らず省略したものと思う。それでもこのサイズの本としてはかなりの情報が詰め込まれている。
    また語句の詳しい意味や活用形までもが載っているのは素晴らしい。

    作者自身の主観による読み解き(きっとこういう気持ちで読んだのだろう、とか)が、なるほどと思わせるほど真に迫っているときもあれば、私とは違う解釈だなといまいちに思うときもある。好みの範疇かもしれない。
    なんにせよ、一つ一つの歌の技巧や単語の解説にとどまらない情感あふれる解説が、百人一首を一層深く味わわせてくれた。
    欠点は解説部に出てくる歌や古語に現代語訳がないことが多く、非常に読みづらいこと。
    そこまでじっくり読み込もうと思ったわけではなかったので、申し訳ないが、多くを読み飛ばしてしまった。

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著者プロフィール

明治40年(1907年)生まれ。大正12年(1923年)、母の身上をご守護いただきお道を知る。14年、創設された天理外国語学校へ第1期生として入学。華南伝道庁長、宣教部海外課長、亜細亜文化研究所(後のおやさと研究所)主任、道友社長、にをいがけ委員会広報放送係主任など歴任。昭和30年(1955年)、本部准員。37年、斐山(ひざん)分教会長。46年、65歳で出直し。

「2021年 『出直しの教え 死の救い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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