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本 ・本 (120ページ) / ISBN・EAN: 9784817198112
作品紹介・あらすじ
『サンデー毎日』2024年9月15日号は「766進学校アンケート『オススメ大学』」を特集しました。
このランキングの「面倒見が良い大学」において、調査開始以来20年連続で1位となった金沢工業大学は、「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」2位、「就職に力を入れている大学」2位など、各ランキングで高評価を得ています。
その金沢工業大学では「社会の中で活動する技術者の役割などを学ぶための教育」が、長年実践されており、授業科目名は「技術者入門」「技術者と社会」と変わり、現在では「技術者と持続可能社会」となっています。
同大学ではこの科目を必修科目として全学部・全学科を対象に開講しており、その教科書となるのが、本書です。
本書では、地球や社会の中でおかれた環境を踏まえ、技術者が仕事をするうえで素養として修得しておくべき事項として、各章に次の7つのテーマをあげ、コンパクトにまとめています。
エンジニア、エンジニア志望者、必携の書です。
感想・レビュー・書評
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請求記号 507/F 57
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1. 市場・顧客 (Market, Customer)
- マーケティングの概念:
- マーケティングは企業と顧客間の相互理解を深める活動である。
- 公正な競争を通じて市場を創造することが重要。
- マーケティングの変遷:
- マーケティング1.0から4.0への進化を説明。
- 初期は製品中心の戦略から、顧客ニーズに基づく戦略へとシフト。
2. 会社・技術者 (Company, Engineer)
- 会社の役割:
- 会社は技術者の成果を社会に提供し、経済活動を支える。
- 技術者の貢献:
- 新製品開発や研究を通じて、社会に対する責任を果たす。
- 技術者の職業分類:
- 開発技術者、製造技術者、建築・土木技術者、情報処理技術者などの分類がある。
3. 品質 (Quality)
- 品質の重要性:
- 顧客満足を得るためには、製品やサービスの品質が不可欠である。
- 品質管理手法:
- TQM(Total Quality Management)を通じた継続的改善の重要性。
- 全員参加の取り組みが必要で、品質向上に向けた組織全体の協力が求められる。
4. 原価 (Cost)
- 原価管理の必要性:
- 製造原価や販売費、一般管理費の明確な分類が重要。
- 利益の創出:
- 売上増加やコスト削減を通じて利益を最大化する方法が解説されている。
5. デリバリー (Delivery)
- 納期管理:
- 顧客の要求に応じた納期の遵守が求められる。
- サプライチェーンマネジメント:
- 製品・サービスの提供過程を効率的に管理することが重要。
6. 安全 (Safety)
- 労働安全衛生の法令:
- 労働者の安全を確保するための法的枠組みが存在する。
- 災害防止活動:
- 過去の災害事例を分析し、再発防止策を講じることが重要。
7. イノベーション (Innovation)
- 第4次産業革命:
- IoTやAIなどの新技術を活用した「Society 5.0」の提唱。
- オープンイノベーション:
- 複数企業間で技術の共有やコラボレーションを進めることが求められている。
著者プロフィール
藤井寛の作品





