- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784817405180
作品紹介・あらすじ
教育とは何か、国家とは何か、愛国心とは何か。いまこそ吉田松陰に学べ。
感想・レビュー・書評
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小室直樹は今のような時代にこそ、生きていて欲しかった。
2002年の出版ですが、現在の教育問題にも示唆に富む本と思います。吉田松陰の個性を伸ばし、人を育てる教育の必要を説いています。 -
明治時代に黒船に乗り込み、アメリカの技術を学ぼうとした吉田松陰にまつわる話と、教育について。国とは何か、教育とは何かを対談形式で。
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小室直樹氏による吉田松陰の教育、生涯を通じて現代の日本に必要な人材や教育のあり方がどのようなものか説いた講義を纏めた一書。
日本の教育制度の疲弊を基にしているが、単なる憶測論ではなく、きちんとした歴史上の裏づけを踏まえた講義内容はどれもすばらしいものだった。
特に日本の教育制度はなぜ官僚社会を作り上げ、その根幹は何なのか、対して吉田松陰の行った教育はどのようなもので、何故明治維新を成し遂げた人材を多く輩出したのか、日本の教育の起源ともっとも必要な学問を通じての気概を呼び覚ます一書でした。
◆大阪適塾での橋本左内の影響により、大村益次郎を初めとして一般の医者が大戦略家へと変貌
◆山鹿素行や崎門の学は中国盲従を否定し、日本の国家デザインを行った
◆日本の大学は初めに国家権力ありきで作られ、武士が担っていた役割である官僚や軍人を輩出する為だけであり、官僚権力に屈しない政治家を育む目的で作られた早稲田や慶応も現在では気概を失っている。逆にアメリカのハーバード大学などはピューリタンの移民から三年ほどで創立されている。初めに学問在りきで創立され、アメリカ国家の誕生よりもはやい。 -
明治時代に黒船に乗り込み、アメリカの技術を学ぼうとした吉田松陰にまつわる話と、教育について。
国とは何か、教育とは何かを対談形式で。 -
小室直樹と大越俊夫・師友塾生の対談。吉田松陰とペリーのエピソードや『第二の誕生』の話など、教育者必読の一冊。大越俊夫や師友塾生がじゃっかん盛り上がりすぎて突っ走ってた感があるけど。
この本は知りませんでしたが、面白そうですね!さっそく読み...
この本は知りませんでしたが、面白そうですね!さっそく読みたい本に登録してしまいました!