「健診病」なんかに負けるな!: 検査、検査でかえって病気をつくってませんか?

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  • 日新報道
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784817406989

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  • 健康診断を受けるとたいてい一つか二つA以外のマークがついている。一番ひっかかりやすいのはコレステロール値で、数年前健診の際、これこれの数値だと若い医者に言ったら、「それは薬を飲まないといけない。一生飲み続けることになる」と脅かされた。しかし、まともな医者なら、食べ物とか運動とかを言うのがふつうで、こんな医者はお払い箱だと思って相手にしなかった。こんなとき気の弱い人なら、病院へいき、薬の服用が始まるところだ。しかし、ぼくは当時、本屋に出ていた大櫛陽一『コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな』(祥伝社)などの本を何種か読んで理論武装していたので、一蹴することができた。本書も健診でひっかかった人たちに勇気を与える本である。数字が気になってしょうがないという人にお勧めだ。脳ドックにしても、人間中年になると一つや二つ梗塞がみつかるそうで、手術をしようという人以外は受ける必要がないというのは説得的だ。もっとも、眼底は一年に一度は眼科医にかかるといいというのは、ぼく自身3ヶ月に1度は保険のつもりで行っているからよくわかる。少しひっかかったのは、大櫛さんの本は多くのデータが引いてあったが、本書はそれを省略している分ちょっともの足りなさは感じた。

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著者プロフィール

著者略歴 松本光正(まつもとみつまさ)
1943年生まれ。内科医。中村天風研究家。天風会講師。
1969年北海道大学医学部卒業後、浦和民主診療所所長、おおみや診療所所長を経て、サン松本クリニック院長。天風会講師、日本笑い学会講師、彩の国いきがい大学講師、シニア大楽講師なども務める。
駒場東邦高校在学時に、中村天風の最晩年の弟子になり薫陶を受ける。
高血圧は「症」のつく病ではないから血圧の薬はのんではいけない、コレステロールも薬をのむような「症」のつく病ではない、「癌」は手術するな、抗がん剤は使うな、など、薬に頼らず、安価な医療を心がけ、「笑いはすべての病気の予防、治療になる」をモットーとしている。著書の他、東京新聞、文藝春秋、週刊現代、週刊新潮、女性自身壮快等でインタビュー記事多数。

著書
『新説 中村天風の歴史』(河出書房新社)
『やっぱり高血圧はほっとくのが一番』(講談社)
『呆けずに長生き』(あっぷる出版社)
『人生を強くする 中村天風の言葉』(あっぷる出版社)
『やってはいけない高血圧治療』(角川書店)
『高血圧はほっとくのが一番』(講談社)
『検診・手術・抗がん剤に頼らない癌の本』(あっぷる出版社)
『人生いきいき笑いは病を防ぐ特効薬』(芽ばえ社)
『飲み方をかえれば漢方は効く』(本の泉社)
『笑いと健康・君子医者に近寄らず』(本の泉社)
『呆けない人の15の習慣』(本の泉社)
『血圧心配症ですよ!』(本の泉社)
『お金いらずのダイエット』(地涌社) 他
共著
『中村天風を学ぶ』(河出書房新社)
『高血圧を自力で治す本』(マキノ出版)
『健康不安と過剰医療の時代』(長崎出版)
『食品添加物の非科学』(芽ばえ社) 他

「2023年 『増補改訂版 中村天風の教え 君子医者に近寄らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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