「健診病」なんかに負けるな!: 検査、検査でかえって病気をつくってませんか?
- 日新報道 (2010年6月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784817406989
感想・レビュー・書評
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健康診断を受けるとたいてい一つか二つA以外のマークがついている。一番ひっかかりやすいのはコレステロール値で、数年前健診の際、これこれの数値だと若い医者に言ったら、「それは薬を飲まないといけない。一生飲み続けることになる」と脅かされた。しかし、まともな医者なら、食べ物とか運動とかを言うのがふつうで、こんな医者はお払い箱だと思って相手にしなかった。こんなとき気の弱い人なら、病院へいき、薬の服用が始まるところだ。しかし、ぼくは当時、本屋に出ていた大櫛陽一『コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな』(祥伝社)などの本を何種か読んで理論武装していたので、一蹴することができた。本書も健診でひっかかった人たちに勇気を与える本である。数字が気になってしょうがないという人にお勧めだ。脳ドックにしても、人間中年になると一つや二つ梗塞がみつかるそうで、手術をしようという人以外は受ける必要がないというのは説得的だ。もっとも、眼底は一年に一度は眼科医にかかるといいというのは、ぼく自身3ヶ月に1度は保険のつもりで行っているからよくわかる。少しひっかかったのは、大櫛さんの本は多くのデータが引いてあったが、本書はそれを省略している分ちょっともの足りなさは感じた。
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