格差時代の医療と社会的処方 病院の入り口に立てない人々を支えるSDH(健康の社会的決定要因)の視点

制作 : 武田裕子 
  • 日本看護協会出版会
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818023307

作品紹介・あらすじ

 本書は,社会の変化に伴って顕在化してきたSDHとは何か,それがどのように私たちの健康に影響するのか,SDHの視点で患者さんや地域を見ると何がわかるのかを概説します。また,患者さんの困難に気づくことで,病気の「原因の原因」になっている社会的要因・課題等を見出して支援を行う医療者の実践と,そのような課題に対応する1つの取り組みとして注目される「社会的処方」の可能性についても紹介します。医療者・学生や地域で活動する方々にお読みいただきたい一冊です。

【主な内容】
イントロダクション 今,日本で広がっている健康格差──患者さんと接してわかること・学んだこと

第1章 健康格差をもたらす「健康の社会的決定要因(SDH)」
第2章 日本における健康格差の現状と課題
第3章 健康格差に対する社会的処方の可能性と学会・団体の活動
第4章 SDHの視点を取り入れた医療・地域活動の実践
資料 参考資料が閲覧できる主なウェブサイト

感想・レビュー・書評

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  • 498/タ

  • 気にしなければ気がつけないという言葉にハッとした。
    今の職場は近くにPSW,SWもおり、SDHに気付きやすい環境だけども、よりアンテナを研ぎ澄ましていかなければと感じた。

  • 2階書架 : WA031/TAK : 3410168748
    https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/webopac/BB50377243

  • 正義や正論を振りかざすことは、そう難しいことではありません。言語化することも同じです。問題は『だからどう行動するか』です。

    課題という繭玉の中に引きこもるのはやめよう。進歩派にありがちなのは、特定の課題にこだわって他のことは考えないことだ。

    何をするにしても課題は同じか…。

  • 8月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003566052

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著者プロフィール

名古屋大学文学部英語学科およびニューヨーク州立ファッション工科大学卒業。プラダジャパン(株)他でマーチャンダイザーとして勤務した後フリーランス翻訳者となり、現在はファッション・美容・建築分野の翻訳を手掛ける。訳書に、『VOGUE ON エルザ・スキャパレリ』『LIBERTYファブリックのクラフトづくり』『シューズA-Z』(いずれもガイアブックス)ほか。

「2015年 『アート/ファッションの芸術家たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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