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- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784818819474
作品紹介・あらすじ
今から百年前に設立された巨大国家事業「満鉄」。満鉄の成立から衰亡の過程を、当時の史資料をもとに再構成し、増補版では新たに終戦以後の問題までを、政治・歴史的側面からつぶさに解説する。
感想・レビュー・書評
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満州鉄道の成り立ちから第二次大戦終結後に解散されるまでを克明に追いかけた本。
先日満州国とその引揚者達に関する本を読んだのでそれと関連して興味を持って読んだが、タイトル通りというか鉄道事業とその登場人物に話が集約されており、鉄道事業の方に興味を持っていないとなかなかに読みづらい本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
満鉄の歴史を、日露戦争以前の東清鉄道時代から、
日中戦争後に満鉄が解散して以降の
関係者の留用期までしっかりと描いた一冊。
後藤新平による経営策や伊藤らの最高方針によって
軍政廃止が決まる流れ、
また党との関わりや張作霖爆殺にいたる流れは
非常に興味深く読めた。
土地のイメージがわきにくく、
やや内容の理解が困難な箇所もあるが、
全体的には良書と言える。
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