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- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784818824089
作品紹介・あらすじ
美智子皇后も感銘した五日市憲法草案の人権規定。それはどんな地域で、どのような人びとによって起草されたか。原点をみる。
感想・レビュー・書評
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45年の時を経てよみがえった新版。強い生命力をもつ研究のすごみ。
1970年に出版された『民衆憲法の創造』(評論社)を、以降の研究成果を加えたり、読みやすく編集しなおしたりした新版です。
半世紀に近い時を経て新版が出たことについて色川は「ことの起こりは皇后美智子妃の言葉にあります」「この方が(中略)一八八〇年代に、国民の基本的人権を幾重にも規定した立派な憲法草案が民衆の手で作られていたことを知り感嘆された。その感想を新聞に寄せられたことが、四十六年ぶりに五日市憲法を蘇らせる契機となったのです」と記しています。
まことに、「いまや護憲派のよりどころは天皇・皇后だ」といわれる由縁のようなエピソードです。
自由民権運動について、書かれていることのすべてがとても新鮮です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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