「世論」の逆がおおむね正しい-西部邁ゼミナール

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  • 産経新聞出版
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819111881

感想・レビュー・書評

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  • 思考の素材はあるのですが、築くものが見当たらない。
    民主主義を疑う。でも、結局そんな仕組みに守られているという面もある。
    必然だけで説明しきれるものではない。科学への過信が誤謬では

  • MXTV「西部ゼミ」を本にまとめたもの。西部ゼミは、ほぼ全ての回を見ており、この本でまとめられている回も全部見ているが、概ねよくまとまっていると思う。

    西部ゼミナールをyoutubeで見てからこの本を手に取るもよし、その逆もよし。自腹で買わず、近所の公立図書館にリクエストを出すのもよし。

  • 何が正しいとは断言はできないが「おおむね」世論の逆は正しいだろうと思いながら生きている人間のココロをスッキリさせてくれる話が沢山。

    西部邁ゼミナールの書籍版。
    動画も面白いが文章も良いです。

    人間が生きるということは、言語活動における大矛盾に挑戦すること。

  • 西部氏は本当に当たり前のことを述べているにすぎないのであるが、今の言論が当たり前でない、異常な状態であることに気づかされた。
    氏こそがネオ・知識人と呼ぶにふさわしいと私は思う。
    今まで自分の中で常識であったことが覆されるのは、驚き半面、嬉しさ半面である。
    他の著書も読みたいと思える内容であった。

  • 保守派論壇でしばしば登場したり名前の挙がる西部先生の書。
    若かりし頃は左翼活動もされていたという方なのだけども、右とか左とかそういう区別の難しい方だ。

    この本、元々は、テレビでの対談番組「西部邁ゼミナール」を書籍化したたものらしい。

    タイトルにある『「世論」の逆がおおむね正しい』という項目では話が展開されていないのだけども、この本の中で西部先生が話しておられることの総体はこのタイトルの通りだ。言い換えれば『「朝日」の逆がおおむね正しい』でおおむね正しい。

    一方向的で先導されやすい視点をより広くしてくれる内容となっている。
    「歯に衣着せぬ」とはこのことだと思えるくらい、痛快に論じてくれている。
    前半の多くは震災におけること、後半は国内外の様々な出来事を交えつつ、政治・経済など日本/日本国民をみる内容となっている。

    ちなみに、この本ではところどころでコトバ(単語)の解説もなされている。語源だとか意味だとか、そういった面で英語の勉強にもなる。西部先生によると、「ちゃんと分かって言葉を使いなさい」ということに聞こえる。

    それにしても西部先生、70歳こえておられるのか・・・。

    ----------------
    【目次】
    「西部邁ゼミナール」とは

    一限目 顔つきと言葉づかいに現れる指導者像 
    ・マニフェスト政治は詐欺商法
    ・危機的状況は面白い
    ・独裁ぐらい耐えられる
    ・日本のシンボル菅直人
    ・情報公開は無責任
    ・今こそファシズムを
     
    二限目 ヴォランティアとは何か
    ・東日本大震災について六つのメッセージ
    ・出来る限りのヴォランティアならするな
    ・想定内なんてない
    ・この世は悪魔の世界
    ・運命と宿命
     
    三限目 「小さな政府」の嘘
    ・地方分権は左翼思想
    ・四文字言葉は怪しい
    ・将来世代のために借金せよ
    ・格差がなければ困る
    ・一票に重みなどない

    四限目 グローバル化の愚
    ・すべてを投げ捨てるTPP
    ・マーケットの声は聞くな
    ・アメリカは日本を守らない
    ・真珠湾を想い起こせ
    ・悪の枢軸の言い分
     
    五限目 知識人とは何か
    ・暴排令を排せ
    ・官僚の作文は道徳より上か
    ・喫煙の道理
    ・賭博の道理
    ・歪んだ東電バッシング
    ・震災後、さらにイカレた日本人
    ----------------

  • 過激な表現もあるが概ね著者に同意。
    表紙に世論の逆がおおむね正しいとあるが、もともと私自身、流行に流されない性格ゆえ、前回の総選挙も政権をとった党には投票しなかった。
    政党の離合集散を見ていると、ほんと選挙なんかやめて、真に国家・国民・国益のことを考えてくれる100人程度の政治家にやってもらいたいと思ってしまう。
    TPPに関しても、これに加われば農業だけでなく加工食品会社だってやばいと思う。工業製品にしても、今の日本企業が競争力のある魅力ある製品を必ずしも作れているとは思わない。魅力のない製品は価格競争に巻き込まるだけ。

  • (推薦者コメント)
    書名が面白いと思う。「世論」について考えたい人へ。

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著者プロフィール

西部 邁(にしべ すすむ)
1939年3月15日 – 2018年1月21日
北海道生まれ。北海道札幌南高等学校卒業後、東京大学入学。60年安保闘争に参加し、新左翼運動を先導。しかし61年3月に左翼過激派と決別。東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。

東京大学教養学部教授時代の1988年に中沢新一さんの助教授採用をめぐる採決(否決)に抗議して大学を辞職。以降評論活動を続ける。「朝まで生テレビ」に出演してお茶の間にも名を馳せた。
主な受賞歴として、1983年『経済倫理学序説』で吉野作造賞、1984年『生まじめな戯れ』でサントリー学芸賞、1992年第8回正論大賞、2010年『サンチョ・キホーテの旅』により芸術選奨文部科学大臣賞。
(2018年5月10日最終更新)

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