リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ

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  • 産経新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819112727

作品紹介・あらすじ

経済崩壊、政情不安、「海」への拡張、AIIBという対日宣戦布告…激変する隣国。「中国の脅威を煽るな」という言説こそを疑え!なぜ彼らは「中国の代弁者」なのか。

感想・レビュー・書評

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  • 数年前の著書なんで、あんま目新しい感じはないんだけど。

    日本のシナに対する態度のあまりのバランスの悪さ。
    中韓が女の理論でいちゃもんつけてくるのに、男発想で応対する日本の圧倒的な情けなさ。
    ただ思い出すのは社会制度というかそういうのんて、中韓は父性で日本は実は母性なのね。バンラスを取る、という久々にユング理論を思い出したんだけど。

    どうするの、日本の将来のために。

    韓国についても少し言及されているが、関わる必要なしとバッサリ。

  • 中国人は日本人を「金を持ったバカ」としか見てない。もうそろそろそれに気づかないといけない。そして、中国は日本にとっての脅威と認識して対応すべし!

  • 有本香さん好き×石平さん好き=読む

    第1章 史上初の日中関係が始まった
    第2章 なぜリベラルは中国を弁護するのか
    第3章 「中華帝国」が海を渡るという厄災
    第4章 AIIB・一帯一路と日本の戦い
    第5章 プロパガンダでつくられた日中関係
    第6章 「新中華秩序」から「日本」を守る方法

     中国共産党は怖いです。

  • 2時間ほどでさらっと読めました。
    内容は読んでおいた方がいいです。
    石さんの著書は常に追っていこうと思います。

  • このままでは本当に危ない。覇権主義にひた走る中国に対抗する前に、国内の親中マスコミを始めとするゴミ掃除をしないといけないのが辛い。やはり団塊の世代が退場しないと何とかならないのか。

  • 中国のパンダのイメージ戦略はすごい。
    国交正常化で、いっきにパンダブームがおきた。旗振り役はもちろん、朝日新聞のメディア。

  • 中国とんでもない国なので、日本も軍事的に対抗しなければといった感じの主張の多いというのが著者への印象だった。この本でもベースはそんな感じで、リベラル=親中のばか的な構図は否めない。ただ、中国の考えや、今まで主張の変わってきたこと、日本側のリベラルが中国にコメントしてきたことが浅いという点は、あるわけで、改めて見てみるのにわかりやすい。特に、中国が女性の主張の仕方なのだというような解説は面白かった。

    リベラルの中国認識が日本を滅ぼす
    目次

    まえがき 石平

    第1章
    史上初の日中関係が始まった
    見えない日中戦争/心理的に「狙っている」ミサイル/中国が使う「歴史問題」の変化/「歴史」と「カネ儲け」の綻び/カンフル剤は在庫切れ/習近平は郡小平を意識している/「非常事態」という名目/退路を断った習近平/習近平という人物の頭の中/国の崩壊を遅らせる「戦争」/異次元の賭博が大手を振る/「リベラル」は死んでいる/2億6000万人がやって来たら/中国人労働者と将来の難民問題/原因があって安保法制がある/「日中韓」という同列をやめよ/中国問題はすべて日本の問題になる

    第2章
    なぜリベラルは中国を弁護するのか
    「日本が戦争に近づいている」/まるで「年老いた紅衛兵」/習近平は一文も出さずシンパを作る/共産主義者と日本/「中国はきつとまともになる」/「大柄な美女」の殺し文句/元中国人が理解できない日本人/習近平の代弁者を買って出る文化人/朝日新聞的「信念」/中国の人権問題を無視する「リベラル」/「リベラル」は常に間違っている/日本の「中国史」は共産党史そのもの/プロパガンダを持ち帰ったインテリ/用意されていた日本人のためのシナリオ/本当の意味での「政治不信」がない日本

    第3章
    「中華帝国」が海を渡るという厄災
    習近平と正面からぶつかる気概がない/アジアが中国の軍門に降ることになる/ベトナム漁船が沈没した時に日本は/アメリカの弱腰による混乱/初めて「中華帝国」が海を渡って来る/ロシアは中国に傾斜するか/なぜ中国は尖閣に言及しなくなったか/日本も尖閣に上陸していない/小笠原に200隻でお手上げ/中国が目指す2020年の制海権

    第4章
    AIIB・一帯一路と日本の戦い
    日中「競合」の理由/仮想的ではなく現実の敵/「日本の影響力」乗っ取り戦略/「バスに乗り遅れるな」と言う人/乗っ取り屋に「一緒に住もうよ」/一つの策略ですべてをひっくり返す/AIIBもコ帯一路」もぼろが出る/「株価防衛総力戦」には終わりがない/日本は「銭多人俊」/「爆買い」を見誤るな/「日中友好」で育てた下地/「日本の10倍の市場」という幻想/中国人自身が人民元を信用していない

    第5章
    プロパガンダでつくられた日中関係
    「オオヵミの国」が「パンダの国」に/周恩来の本性を見抜けない日本/郡小平の大芝居/「南京大虐殺」は中国の教科書にもなかった/姉妹都市を使った歴史戦/対日感情をコントロールした大衆文化/江沢民の「反日教育」と天皇陛下訪中/「正装が人民服なのね」/両国民にバレ始めたプロパガンダ/「内なる中国」のプロパガンダ/「中華民族の兄弟姉
    妹に向けて」/アジアで唯一の馬鹿な国
    第6章
    「新中華秩序」から「日本」を守る方法
    国策となった中国の「日本叩き」/「靖国」カードと個人的認識/「配慮」した後に続いた敗北の歴史/民族最重要のソフトパワーは歴史/中国人の「歴史」に史実はいらない/歴史戦だけは他国と連携できない/中国は貴重な存在でもある/中国批判をすると「ネット右翼」/中国の民主化運動を支援せよ/「謀略偏差値」が低い日本人/思想・精神・法律・安保のすべてに無防備/この戦争に勝たなければ未来はない

    あとがき
    有本香抽

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著者プロフィール

評論家。1962年、中国四川省成都市生まれ。1980年、北京大学哲学部に入学後、中国民主化運動に傾倒。1984年、同大学を卒業後、四川大学講師を経て、1988年に来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年より執筆活動に入り、2007年に日本国籍を取得。2014年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞。近著に『漫画でわかった! 習近平と中国』(かや書房)、『世界史に記録される2020年の真実 内患外憂、四面楚歌の習近平独裁』(ビジネス社)、『中国五千年の虚言史』(徳間書店)、『日本共産党 暗黒の百年史』(飛鳥新社)などがある。

「2021年 『中国 vs. 世界 最終戦争論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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