新聞という病 (産経セレクト)

著者 :
  • 産経新聞出版
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819113670

感想・レビュー・書評

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  • 朝日と毎日に厳しく読売と産経によりのスタンス
    一貫してそうだと言う事は本人の主義主張と言うよりも
    全国紙各紙への単なる好き嫌い、好みの問題
    そのスタンスで一貫している、のが本書の特徴
    最後まで読んで結局得るものはほとんどなかった
    まさに自分の「正論」を本にまとめたものでしかない

    本と言うものは、本来、「1つの主張」について
    「論証」をおこなうものだと思う
    大学時代の指導が懐かしい! 

  • 表題の新聞とは、ほとんどの場合、朝日と毎日です。
    確かに、A新聞の反政権振りはデマでもねつ造でもOKという隣国の反日無罪を彷彿とさせるものがあります。
    とはいえ本書全般を通じて、門田氏は新聞の復活を心から願っているテイをとりながら、現状のままでは不可能だということをさりげなく、しかし読めばそうなるとしか思えない不可避な現実として明らかにしています。
    7章立ての本書は、捨て章なしの絶品ぞろいですが、特に6章と7章は必読です。
    それにしてもA新聞がなぜこれほど日本を貶めようとしているのかという1つの回答は、「記者には日本を貶めているという意識はなく、まして中国や韓国を喜ばせるためではなく、過去の日本を糾弾することで平和を愛する自分や国家権力に勇敢に立ち向かう姿に陶酔している」としか思えないのだが、そんな小さな自己満足だけで日本の足を引っ張られてははた迷惑です。
    何かといえば「言論の自由」を標榜する新聞ですが、「異論には耳を貸さず、力で踏みつぶせばいいのだという考えは許されないといいながら、自分と異なる意見や質問を無視し牙をむく姿勢、果たしてあなた方に言論の自由を守る意思はあるのですかと聞きたくなる」(P264)
    そうしたA新聞の姿勢を、既にビラ活動家であり、倒閣運動家であり、ご注進ジャーナリズムでしかないと喝破しています。
    また、「児童虐待死事件と嘆き記事」では、親の権利やプライバシー侵害という人権の壁や児相の職員の意欲と能力の問題という本質をみない議論を繰り返すことで、同様の事件が繰り返される愚を指摘しています。
    「就活ルール廃止」では、自分たちはルールを守っているのにそれを破る企業があるから、そのルール自体を廃止する経団連、そもそも大学とは教育研究の場であって、企業の下請け機関ではないという見識をなぜ示せないのかとあきれる。
    ドラマ「相棒」で薬物依存症の女性が殺人をおかすシーンがあったのだが、A新聞は「中毒患者への差別を助長するもの」とし、精神的な病を抱えた障害者で、依存症の人に対する差別意識だけを高めることになると批判した。覚せい剤は禁止薬物で犯罪であり、暴力団の資金源ともなり、覚せい剤の恐怖の実態をドラマ化しただけで、「差別だ」と抗議する歪んだセ正義、独りよがりな人権意識を笑っています。
    このように門田氏は終始激昂することなく、穏やかな書きっぷりですが、言うべきことはきちんと表現している匠の技をぜひ堪能してください。

  • 「新聞」と言ってますが、殆ど売国新聞、じゃなかった某朝日新聞の重篤な病についての解説本です。もう門田氏のご意見に120%同意できます。読んでいてスカッとすると同時に、新聞を筆頭にしたメディアの役割を改めて考えさせられました。

  • 話題の産経新聞出版新書らしいので札幌の書店を何店か回りましたが、どこも扱いがなく仕方なくアマゾンで購入しました。きっとこれからも図書館では置かれないでしょうねえ。筆者は元新潮社「週刊新潮」デスクなどを経てジャーナリストに、反日リベラル新聞特に朝日新聞大批判。どの新聞も販売減少が続いており根本的な解決策はなさそうです(笑)私は購読している朝日に毎朝ツッコミを入れるのが趣味です。

  • 「新聞という病」というより「朝日新聞という病」という本でした。萩上チキの『すべての新聞は「偏って」いる ホンネと数字のメディア論」で「産経はかまってちゃん」「産経をスルーする朝日」と新聞同士の相互言及性を表現していましたが、その実例。著者は産経の人ではなく週刊新潮育ちですが。もはや、「バカヤロウは愛の言葉」(by パール兄弟)?特にあとがきはLOVE感じます。

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著者プロフィール

門田隆将(かどた・りゅうしょう)
1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社(新潮社)勤務を経てノンフィクション作家に。政治、歴史、司法、事件、スポーツなど幅広いジャンルで執筆。2010年、『この命、義に捧ぐ──台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(角川文庫)で第19回山本七平賞を受賞。主な著書に『激突! 裁判員制度』(共著・ワック)、『甲子園への遺言──伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』(講談社文庫)、『なぜ君は絶望と闘えたのか──本村洋の3300日』(新潮文庫)、『死の淵を見た男──吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)、『オウム死刑囚 魂の遍歴』(PHP研究所)ほか多数。

「2018年 『日本を覆うドリーマーたちの「自己陶酔」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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