山手線内回りのゲリラ―先崎学の浮いたり沈んだり

著者 :
  • マイナビ出版(日本将棋連盟)
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819702515

作品紹介・あらすじ

とあるマンションの一室。そこで起きた世にも恐ろしい惨劇とは?(真部邸の惨劇)。盤上は苦しく、時間もない。そこで放った渾身の勝負手とは!?(計算ずくで席を立つ)。週刊文春で大好表連載中の「先崎学の浮いたり沈んだり」から選りすぐりの60篇を収録。将棋指しの日常を小気味よく描いた好エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 文春のコラムの連載を単行本にしたもの
    世の中のいろんな話を将棋とからめて面白く料理しています。
    せんざき先生、おもろいわ。

    将棋界の名だたる先生方のねたが面白い。
    とくに佐○康光九段の話は最高。婚約者さんとでれでれの話とか超おかしい。
    佐○九段のファンになりました。

    2011/05/31

  • 先崎学さんの「山手線内回りのゲリラ 先崎学の浮いたり沈んだり」、2007.12発行です。著者のエッセイでよく出てくる佐藤康光永世棋聖(バイオリンも演奏されて、将棋の棋風も合わせ大好きな棋士のひとりです)は著者にとって友達なのか、いじり役なのか~w。その著者自体は、中島みゆきの「ひとり上手」「わかれうた」を聴き、みゆき信者になったそうです(^-^) 盤寿の話はいい話でした。将棋盤の升目の数に合わせ、将棋界では81歳を盤寿と呼ぶそうです。木村義雄名人は盤寿でかつ将棋の日(11.17)に亡くなったそうです。

  • 2015.6月読了。

  • 失礼ながら期待してなかった。が、うれしい裏切り。
    読みやすく、ウィットに富んで、時に感動的で。
    将棋の世界ってみなさん天才たちがしかつめらしい顔で真面目な話してるってイメージがあったけど、違うんだねえ。
    興味も接点もない話。にもかかわらず、あるいは、だからこそ、面白い。

  • 書評:山手線内回りのゲリラ


    先崎八段のコラム集です。とても面白い。この人のコラムには本当にハズレがない。
    コラムを通じて、先崎さんの青春時代も趣味も分かるようになってきました。


    そこで語られていたのは、活字中毒とのこと。ノンフィクションものしか読んでない僕と違って、小説がお好きなようで、そこで培われた語彙や表現は素晴らしいものがあります。小説読みたくなってしまいましたw


    さて、将棋界のコラムは色褪せませんね。今活躍してる棋士の若手時代の話、ベテラン棋士の全盛期の話を見ると、どっぷり将棋が好きなんだな俺って。と、思わせるような内容でした。


    将棋の面白さ、棋士という人間の面白さを知るなら是非一度ご覧になってみて下さい。

  • お気楽で軽くてうまいものだ。
    もっと読もうかな。

  • 筆者は現役の棋士、プロの将棋指しである。こういったエッセイを得意にしていて、週刊誌にも連載を持っている。この本も数冊目のエッセイ集。確かに文章は達者だと思うけれども、それはプロにはかなわない。ちょうど、将棋のアマチュアがほとんどプロにかなわないのと同じように。従って、この人の書くエッセイが面白いかどうか、というか、私にとって読む価値があるかどうかは、題材がこの人ならではのもの、すなわち、将棋のことを書いているかどうか、にかかっているわけであるが、割合と一般的なことを書いていることが多くて、そこが少し不満。

  • 「せんちゃん」 こと天才将棋棋士の先崎学先生のエッセイ。

    笑えます!将棋を知らない方でも全然大丈夫です。

    棋士の日常のことや棋士仲間の素顔を覗くことも出来ました。

    飲み屋での割り勘の話や「ギネスに挑戦します」や

    「デレ光君の事情」の話は最高でした!

  • 09/05/27
    読みやすい。加藤一二三の純粋さはもっと読みたい。

  • 多少、将棋を打つけれど、将棋界のエピソードなどは、あまり知らなかったので、結構面白かった。今後、その人となりを知ってから将棋を見ることが出来るようになるから、なお将棋が好きになりそう。でも、将棋界を知らない人に楽しめるかどうかは不明。
    2008/2/1

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著者プロフィール

先崎 学(せんざき まなぶ)
1970年、青森県生まれの将棋棋士。九段。
エッセイストの側面もあり、多くの雑誌でエッセイ・コラムを持つ。羽海野チカの将棋マンガ『3月のライオン』の監修を務め、単行本にコラムを寄せている。
著書多数。代表作に『フフフの歩』、『先崎学の浮いたり沈んだり』、『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』など。

先崎学の作品

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