- Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820242147
作品紹介・あらすじ
聖書に関連した世界の名画を300点以上を掲載。聖書本文を読むだけでなく、絵画を見ながら美術鑑賞もできる。巻末に各絵画の所蔵美術館索引が付く。
感想・レビュー・書評
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辞書のように分厚い本を、ちびちび読んでいたのがやっと読み終わった!とは言っても字は多くない。
この本は、「アートのバイブル」ではない。いうなれば「バイブルのアート」…宗教絵画の名シーンを、絵とその元となった聖書の記述を並べて見せる美術書である。
そしてこの本が編纂された目的は、宗教絵画を通して聖書に触れてほしいという、キリスト教の布教である(とはっきり前書きに書いてある)。
解説はない。絵と聖書のみ。装丁がとても美しい。
私は別にクリスチャンではないし、クリスチャンになりたいとも思ってない。むしろなりたくない。
だけど、近代社会を牽引した西洋の思想の根幹にあるキリスト教を理解したいとは思っている。
私はカソリックの幼稚園に通っていたこともあり、小学生低学年まではお祈りも毎日唱えていたし、聖書も今でも持っている。
だけど改めて、旧約聖書の厳しい世界観に震えるし、新約聖書の暴力に満ちた世界もうへぇと思う。
仏教では極楽と地獄は別の絵巻物に描かれてるけど、それが両方?というか、地獄の中に神がいる、という描き方をしているのがキリスト教における宗教画なのかな。
キリストを信じる人たちが、どうして戦争するのか、どうして差別するのか、私には理解できないな…
まぁ神より人間は愚かってことかな。
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旧約聖書と新約聖書を過去の偉大なる巨匠たちの絵画で追っていく。
極厚な内容だが手元に置いておきたい1冊。 -
アートで聖書。絵があった方が断然分かりやすいですね。
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聖書の文章とそのシーンを表現した美術作品。
作品が大きくしかもカラーで掲載されているなど、今まで何を表現したかわからなかった西洋美術作品がわかったりする。
文章もわかりやすくかかれているため、聖書自体がとっつきにくいと思う人でも大丈夫かも。 -
聖書の一節をモチーフにした絵は数あれど、実際に聖書のその節を読んでから絵画を鑑賞する人は少ないかと思います。
これは有名な宗教画とその絵の表す聖書の一説がセットになっているという画期的な聖書兼美術書です。
キリスト教という宗教には興味が無くても、美術が好きなら見て損はない一冊だと思います。 -
聖書からの抜粋と絵画。この内容でこの値段は安いと思う。
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中の絵が全てカラーで、聖書の内容もわかりやすく抜粋してあり、聖書を読みなれた人、聖書も絵も知らない人、絵だけ見たい人・・など全てが満足できると思う。
絵それぞれがうまくまとめてある。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/31210 -
これは、有名な話も、忘れていた旧約聖書の話も含めて、ミケランジェロやレンブラント、ルーベンス、グレコの名作とともに改めて読めて面白い。
特に、カラヴァッジョの作品はやはり凄いのが印刷でも分かったことと、Ⅱに出てくる数少ないゴッホとゴーギャンの作品が珍しくて本物を見たくなった。
しかし、人の妻寝取ったり酷い話多かったんだなと思った。子供の頃聞いた時はその辺ボヤかして説明されていたんだよね。 -
絵と話しが一緒だから、とても分かりやすい‼️
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とあるキッカケで聖書に興味を持ち始めて…つい買ってしまいました。レビューは読後に。
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人に買って貰った、高いので(^_^)v内容は、途中挫折だけど宗教画が好きなので。持ち運び難点なのが、玉にキズ。
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絵を知ろうと思ったときに、絵画の発生は聖書と聞いて購入した本。
まだ、理解は出来ていない・・・・・ -
ヨーロッパにおける美術はそのまま聖書の読解をするようなものですが、聖書をもとに、どのシーンがどの絵がというのが解説してある本で、めっちゃ便利です。
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某キリスト教系書店で購入。
アートという物は嫌いだったんだけど、ある日突然覚醒した(笑)
宗教文化自体けっこー好きだし、宗教画も嫌いではないので何となく買った。
無論、見ていない。 -
名画と共に読む聖書。
なかなかの迫力で、聖書の部分部分を見せ、読ませてくれる本。
癒される。 -
絵画の背景を知ること。聖書をイメージ化して理解できる。
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西洋文化の核を凝縮