図書館制度・経営論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-2)

  • 日本図書館協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820415183

感想・レビュー・書評

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  • これも、な、長かった…

    自分らが資格を取った頃にはなかった科目なので、一度は読んでおかないとな~ と思ってチャレンジ。

    全体を50のユニットと17のオプションで構成し、個別のテーマ(内容上、連続しているものもあるるけど)をそれなりに詳しく解説していくテキスト。ただし、(特に外国の)文献の引用がしっかりされているので、専門書的な雰囲気も。

    タイトルのとおり、経営学やビジネス分野の考え・手法を適用しながら図書館の営みを再構築する、というような括り方でよかったかしら? 手順・手続きの正確性から成果・効果重視(コスト・バフォーマンス)の視点へ移行している流れを理解していないと生き残れないよ、ということか。

    編著者である永田治樹さんの執筆項目が圧倒的に多いが、経営学を分かりやすく取り込んでいて参考になったが、続けて読むのは苦しかった… 読み進めなかった最大の理由。思うに、実際との関連付けで、考え方は分かるけどそれをどのように具体化するのか、にほとんど触れられていないからか、と(まぁ、研究者だからね)。

    その他では、小林卓さん(遺稿とのこと)の項目が熱く、論理展開も見事で面白かった。何とも残念なことよ…

    あと、出版から少し時間を経たので、事例がやや古く感じられる。これは仕方がないか…

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著者プロフィール

1944年、愛知県生まれ。筑波大学名誉教授、未来の図書館研究所所長。専攻は図書館情報学。著書に『学術情報と図書館』(丸善)、編著に『図書館制度・経営論』『図書館経営論』(ともに日本図書館協会)、共著に『世界のラーニング・コモンズ――大学教育と「学び」の空間モデル』(樹村房)、訳書にPeter Hernon/John R. Whitman『図書館の評価を高める――顧客満足とサービス品質』(丸善)、共訳書に英国文化・メディア・スポーツ省編『将来に向けての基本的考え方――今後10年の図書館・学習・情報』、英国図書館情報委員会情報技術ワーキング・グループ『新しい図書館――市民のネットワーク』(ともに日本図書館協会)など。

「2021年 『公共図書館を育てる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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