放哉―大空 (愛蔵版句集シリーズ)

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  • 日本図書センター
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820565529

感想・レビュー・書評

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  • 「咳をしても一人」
    の人。
    という認識しかなかったのですが、古本300円だったので買って読んでみました。この本の後半は、随筆ぽいのや書簡などが収められていますが、とりあえず前半の俳句ばかりのところだけ読了。

    自由律っていうのか、五七五ですらないし季語もないような(たぶん)。
    「釘箱の釘がみんな曲ってゐる」

    それだけ?っていうような。
    「足のうら洗へば白くなる」

    見たままじゃん!っていうような。
    「ハンケチがまだ落ちて居る戻り道であった」

    どきっとするような。
    「一つの湯呑を置いてむせてゐる」

    でもどことなく温かみもあるような。
    「児に木箱つくってやる眼の前」

    切り取り方が写真のようで、誰かのInstagramの投稿を見てるみたいな、感じがしました。

    俳句、おもしろいな。

  • 思い立って読み直してみることにした。どなたかこの人の病跡学的な検討した論文はないだろうか。

  • 俳句はなぜか破調によりひかれる。住宅顕信も。

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