若山牧水: 旅とふる郷(抄)/九州めぐりの追憶 (シリーズ・人間図書館)

制作 : 藤岡 武雄 
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820595311

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/28935

  • 若山牧水(1885~1928)のお孫さんで沼津の若山牧水記念館第3代館長である榎本篁子(むらこ)さん(1939~)に「若山牧水」のお話を伺ったのも数年前になりました。この作品は、歌に、旅に、酒にの若山牧水の43年の生涯が丁寧に説明・解説されています。これからの季節は:「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」そして「人の世にたのしみ多し然れども酒なしにしてなにの楽しみ」ですね(^-^)ご同輩さま!「石川啄木の臨終」で牧水が死後様々な手続きに走り回ったことを知り、牧水の人柄が偲ばれました。

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著者プロフィール

1885(明治18)年、宮崎県生まれ。延岡中学時代から作歌を始める。早稲田大学英文科卒。早大の同級生に北原白秋、土岐善麿らがいた。1910年刊の『別離』は実質的第一歌集で、その新鮮で浪漫的な作風が評価された。11年、創作社を興し、詩歌雑誌「創作」を主宰する。同年、歌人・太田水穂を頼って塩尻より上京していた太田喜志子と水穂宅にて知り合う。12年、友人であった石川啄木の臨終に立ち合う。同年、水穂が仲人となり喜志子と結婚。愛唱性に富んだリズミカルな作風に特徴があり、「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけれ」など、人口に膾炙される歌が多い。また旅と自然を愛し『みなかみ紀行』などの随筆をのこした。27年、妻と共に朝鮮揮毫旅行に出発し、約2カ月間にわたって珍島や金剛山などを巡るが、体調を崩し帰国する。28年、日光浴による足の裏の火傷に加え、下痢・発熱を起こして全身衰弱。急性胃腸炎と肝硬変を併発し、自宅で死去。享年43歳。

「2021年 『歩く人 牧水紀行文撰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若山牧水の作品

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