どんたく (愛蔵版詩集シリーズ)

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  • 日本図書センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820595618

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  • 1913年(大正2年)頃。
    素晴らしき「女子供の読み物」。甘酸っぱく、ときに、ほろ苦く。くすぐったいほど懐かしく、微笑ましく、でも時々どきりとするほど、あだめいて…。「宵待草」は三行だけの詩なのに、男を待つ女が独り侘しく三味線などをつまびく様子が目に浮かぶよう。

      まてどくらせどこぬひとを
      宵待草のやるせなさ

      こよひは月もでぬさうな。      (宵待草)

  • ・1行が7音+5音でできているものがほとんど。
    ・全部で何行かは決まっていない。
    ・最後の行が7音+7音になっているものもある。

    竹久夢二
    (1884年(明治17年)9月16日 - 1934年(昭和9年)9月1日)


    (以下、解題より)
    大正二年(1913)11月、実業之日本社から刊行
    竹久夢二が30歳時の作品集

    「小唄」は夢二独特の用語で、夢二は自分の詩作品を「詩」と呼ばずにつねに「小唄」と呼んでいた。一時代前に一世を風靡した高踏・難解な象徴詩への批判とともに、子どもや庶民が楽しむための絵や詩をつくり続けた夢二ならではの用語である。

    書名の「どんたく」は、オランダ語Zontag(安息日)に由来する。

  • 思わずメモをしたくなる言葉の美しさと、仄かに感じる切なさが絶妙。

  • 乙女の夢。倖せ。

  • 一貫している。
    最後まで七五調のリズムを崩さない、旧・乙女のカリスマ竹下夢二(新はやっぱり野ばら?でもタイマだもんねー)の詩集。

    夢二ののっぺらぼうのように無表情だけれども、下睫毛だけはびっしり生えてる女が苦手で、そしてそんな女達が戯れている絵を見るのが寧ろ怖いのだけども、彼の詩?小唄?では均衡の取れない不安定な儚さを存分に感じることが出来とても好き。

    あと、気になったのは青頭巾をかぶった人買。
    ちょこちょこ出てくるのだけれども、なんなの?青頭巾って。

  • 淡々としすぎた切なさが染みます。楽しい情景も、根底に憂いがあるような気がするのはなぜー。

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著者プロフィール

1884年 岡山県邑久郡(現、瀬戸内市)生まれ。本名・茂次郎(もじろう)。
16歳で上京、早稲田実業学校在学中の明治38年末にデビュー。以後コマ絵や挿絵を数多く発表、またセンチメンタルな画風の〈夢二式美人画〉を確立。日本の郷愁と西欧のモダ二ズムを自在に表現した作風で、日本画・水彩画・油彩画・木版画等制作を行った。
さらに大正3年(1914)に「港屋絵草紙店」を開店させて生活の芸術化を図り、デザイン分野にも力を注いだ。その他、詩や童謡も数多く創作。多種多様な作品を遺した、大正ロマンを代表するアーティストである。

「2019年 『竹久夢二という生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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