「残業ゼロ」の仕事力

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820717133

感想・レビュー・書評

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  • 残業は悪、なくすべきものという執念すら感じられました。残業そのものについては個人の価値観によるところも多いと思いますが、残業を善しとする日本に長年染み付いた組織文化があるとしたら、それは好ましくない。
    仕事の効率、生産性はどこまでもチャレンジしてあげて行くべきという主張は、まったく同感、特にホワイトカラーの仕事は時間売りじゃないので。
    また、仕事と人生を同一視せず、単に人生を豊かにするためのお金を稼ぐためのゲームだと割り切ろうという仕事観も、ありかも、と思いました。

  • この本を読んで、本当のワークショップライフバランスがどういったものなのか、何となくわかった気がする。充実した人生=本生に備えるために残業を減らし準備をしていく必要がある。

  • トリンプ元社長の本、残業ゼロの仕事力を読んだ。

    ベルギーのインターン時代は残業はほとんどなかった。
    勤務時間もフレックス。
    仕事後の時間が有効に使えるのはとてもいいことだと経験からも思う。
    よくベルギービールを飲みにいったり、
    人の家で食事して遊んだものだ

    今の会社では、仕事の内容的に残業は少ない
    しかし、営業部は残業が多く、飲み会も多いようだ、休日出勤している人もいる。
    やはり人が足りないからなのだろうか、好きだからとはいえ、自分がそこまで出来るか疑問

    本にあるように、残業するのではなく、抜本的な解決をすることで残業が減ればいいと思う。
    著者いわく、現状は、問題を顕在化し改善する絶好の機会が、残業によって奪われている。


    仕事には必ずデッドラインをつけること
    どんな仕事にも明確な期日を

    問題を見つけ問題を作り出せ、問題が無くなった時、組織は死滅する
    問題が発生したら、緊急対策、再発防止、横展開、が基本

    会社にとって正しいことを優先する
    ファイリングも仕事の案件ごとに分けるのではなく、デッドラインで整理する
    会議をデッドラインを決める場にする

    徹底的にぱくる=TTP
    正しいことを前に豹変を恐れなければ、君子になれる
    勇気を振り絞って自分で決める。
    その苦しみに耐えて正しい決断を下すのが、組織の上に立つ者の宿命
    集まってきたすべての情報を部下に大してもオープンにし、決断に至るプロセスを含め伝える。
    論理的に考え、判断に至るスピードが速く、決断する勇気を持ち、責任をとる覚悟がある。
    そしてその判断が圧倒的に正しい。

    部下でいる間は、フォロワーシップを磨くこと

    会社での仕事は、自分の生活を構成する一要素。

    自信がないとか、恥ずかしいとか、気後れするとか、でしゃばりと思われたくないとか、そういう気持ちはいらない。
    仕事はゲームと割り切っていれば、自意識のような邪魔なものは脇において、純粋にゲームに勝つためにとるべき最善の方法を取ることが出来る。
    ゲームにあまりのめりこまないのも重要。戦局を冷静に見つめる目をもつこと。

    仕事を俯瞰的に見られる目を持つこと、幅広い分野に精通していること

    結婚するまでは、お互いの目を見つめ合ってきました。これからは、手と手を握り合って、同じ方向に顔を向けて歩いていきましょう。

    仕事を楽しむこと
    人生を楽しむこと

    Modern man thinks he loses something - time - when he does not do things quickly. Yet he does not know what to do with the time he gains - except kill it.

  • 感想
    がんばりタイム。何事にも邪魔されず脇目も降らず仕事に取り組む。自分が一番集中できる時間に設ける。仕事を振る時はコンパクトにしてから。

  • 残業⇔効率的な仕事を阻害。
    残業前提の計画を立てない。
    デッドラインを付ける。徹底させる。明確にデッドラインをつけることでどこまでやるか、いかに計画的にやるかが決まる。
    部長事業場長社長ならノー残業デーをつくる。
    問題=小さな問題の集合。早めの対処をしないと夏休みの宿題のように膨れていく。→分けて1個1個対処する。→応急処置・再発防止・横展開。起きてしまった問題を怒っても何も解決しない。
    義理人情浪花節(GNN)も必要。但し問題解決にはロジカルに行くべき
    情報の隠蔽や嘘は許さない。そのことで問題の本質が掴めなくなる。
    大きな問題で困難に見えても小分けにできる部分がある。小分けにすることで心理的障壁が減る。少しづつ問題が解決していく。仕事が減れば見通しが良くなり更に楽に勧められる。
    会議を大事に。誠実にこなすこと。知恵を集める。いつまでに何を誰がやるか?2分で決断できるサイズにして解決していくこと。2分で判断できるまでになっているためにはロジカルに分析できている必要がある。デッドラインを決めて臨む、次のアクションとデッドラインを決める、そのことでpdcaが回る。更に効率を上げるために残業禁止とする。どんどん小さな対策をすることで根本の問題が解決する。
    コミュニケーションが必要。会って話をする機会を作る必要あり。早朝会議。
    自分の人生のために仕事後の時間(3h)を使う。残業ゼロの達成、いかに達成するか?、攻略をするべきポイントはある、ゲームだと思って取り組む。17:00に帰ることができれば人生が豊かになる。
    リーダーになるために、フォロワーシップを身に着ける。上司の考え判断を盗む。そのために裏で上司の悪口を言うなんて無駄。いかに部下を巻き込むか、立ち振る舞いを見よう。
    TPP=徹底的にパクる。そのことで一足飛びに仕事の速度が得られる。
    仕事にのめりこまない。仕事が人生とならないようにする。
    残業をちょっとずつ減らそう。
    先読みで仕事をしていくことで残業は不要になる。仕事は先読み。ゴールデンウィークは毎年決まっている。
    仕事はゲーム、勝てるゲームを上司が用意する。
    集中できる時間とスペースを与える。逆にマネジメント層はガヤガヤした大部屋が良い。
    社訓理念はできないから続く。身体に染み込んだら次のできていないことに変える。
    絶対に成功させるのがリーダーシップ。
    業務の効率化:スケジュール化、頑張るタイム、ルーチンのマニュアル化
    TTP。暗黙知を得るためには他者の行動から盗むしかない。暗黙知を増やすこと、教えることが重要。
    人事を尽くしているか?暗黙知が多ければ多いほど良い。抜けが少なくなる。
    決断しなければ成功も失敗もない。
    結果を出せるか?
    仕事はゲーム。のめり込むと状況が見えなくなる。自分の人生のためが仕事。将来楽しむための資金経験を稼ぐための手段。人生の長いスパンを考えると、何かを身につけておかないと暇であったり人生を楽しめない。

  • 元トリンプ・インターナショナル・ジャパンの社長による働き方本。

    厳しめのデッドラインを決めることで生産性を高めた働き方ができる。

  • トリンプ元社長の残業をしないためのハウツー本。毎日ノー残を取り入れたことで有名ですね。
    筆者の考え方としては、とにかく仕事はゲームであり人生のほんの一部。だから毎日人生のほとんどを仕事に取られるのはナンセンス。でも仕事はしなければ生活できないから、楽しく、効率良くやる。その考え方が成功に繋がる。
    かなーり大雑把だけどこんな感じかな。人件費をコストと考えてない感じに好感が持てます。

    本なんで何処まで闇の部分があるかっていうのはあるけど、すごく理想的なことが書かれています。毎日定時なんて素晴らしいですね!そして19期増収増益。結果出してることで説得力が増します。

    結局こういう労働方法なんて個人で頑張っても限界があるわけで、トップが決めないと絶対に実現しないわけで、とりあえずうちの会社じゃ風土的に絶対無理なわけで…。だらだら残業が横行してるわけで…。

    ただ、いざという時定時で帰れるやり方だけは学んでおいても損はないということで、有意義に読ませてもらいました。

    「life for work」
    ではなく。
    「work for life」
    なわけです。

  • 仕事を効率を上げ、残業をゼロにすることの大切さが分かる。デッドラインを決めて仕事をする、かつより良いものにしていくことが重要。教員である自分でも生かせる点はたくさんあった。

  • 考える仕事がどうしても時間かかるんだよなあ。。。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA84491033

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著者プロフィール

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て、1983年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。1987年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役副社長、1992年に同社の代表取締役社長に就任。代表取締役在任中に19期連続増収増益を達成。2004年に「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出される。2006年に退任し、現在は、吉越事務所代表。

「2016年 『気力より体力 一流のコンディションを手に入れる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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