マンガでやさしくわかるNLP

著者 :
制作 : サノマリナ 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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本棚登録 : 966
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820718369

作品紹介・あらすじ

人気コーヒーチェーン・イヴェールコーヒーの旗艦店の店長に大抜擢された京橋舞、25歳が、「人間関係」「仕事のプレッシャー」「部下、後輩指導」など、さまざまな課題をNLPを使って克服していきます。さて、舞は念願の「理想の自分」「理想の店」を実現できるのでしょうか?ストーリー×ポイント解説で、基礎知識とスキル上達のコツが楽しく学べる。

感想・レビュー・書評

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  • 「世界の捉え方」をコントロールするスキルという印象。
    漫画3割文章7割で読みやすかった。

    以下、簡易まとめ。
    人は世界を言葉で捉える。「りんご」と聞いたAさんとBさんの脳内に浮かぶ「イメージ」は、違っている(赤みが多いとか、実は歌手の方だったとか)。
    その「言葉によって脳内に喚起されるイメージ」が「世界」。
    「現実」と「世界」はちがう。
    「現実」は善悪聖邪がない。「世界」(=「その人の脳内イメージ」)にある。
    よって、「イメージ」を書き換えることで「世界」が変えられる。

  • 【評価基準】
    タイトルと内容が合っているか:5
    読み物として面白いか:5
    仕事や実生活に役に立ちそうか:5
    客観的な内容であるか:4
    内容がまとまっており分かりやすいか:5

    【この本は何を目的とした本か】
    NLPは何かということと、その手法をマンガで分かりやすく説明する

    【この本を読んでの雑感】
    非常に分かりやすく書かれていると思う。
    例によってこのシリーズは補足が多いが、それでも作者が重要なポイントをマンガに盛り込もうとしたのが伝わってくる。

    別途「マンガでやさしくわかるコーチング」と同時期に読んでみたが、
    コーチング:相手に質問して考えさせる
    NLP:自分と相手の考え方を良いほうにもっていく
    というイメージを受けた。

    自分の中でコーチングとNLPのどちらが役に立ちそうかの評価が決まってしまいそうで怖い。

    【本を読んでのメモ】
    ∇NLPとは
    言語学と心理学を組み合わせたようなもの。
    「脳の取扱説明書」と呼ばれることもあるらし。
    自分の体験や感じ方をコントロールして良いように自分をプログラムしていけば良いか、をまとめたものとでも言えば良いか。

    ・プログラムは「インパクト」と「繰り返し」によって出来る
    ・物事の本当の価値は「無色透明」である

    ∇リフレーム
    ・物事の見方(枠組み)を変える=意味づけを変えること

    ∇サブモダリティーチェンジ
    ・五感の質を変えること

    ∇ディソシエイト
    枠の外に出て外側から冷静に見る。
    外側から客観的に自分を見る
    →反対語:アソシエイト

    ・状況を客観的に観察できる
    ・喜びなども感じ難くなる

    ∇アソシエイト
    ・ちょっとしたことにも喜びを感じることができる
    ・感情的になりネガティブになると視野が狭くなる

    ★ポイント
    クレーム処理などの辛い場面ではディソシエイトして冷静になり、
    肯定的な視点でリフレームする。

    ∇コミュニケーションの成果は相手が受け取った量である

    ∇ラポール(信頼関係が重要)
    ・コミュニケーションの土台はラポール(信頼関係)である。
    ・人は「親近感」を持つ相手に「安心安全」な状態を感じ、ラポールを築きやすくなる

    ∇ページング
    ・ラポールを気づく手段。人に合わせること。
    話すペースなどをあわせる。
    無意識レベルの反応にも合わせていく。
    これが上達すると「リーディング(誘導)」になる

    ∇モデリング
    ある人物の行動を観察しなりきる

    ∇リーダーに求められること
    1.組織の目標達成
    2.部下を幸せにすること

    豊かさを奪っているものの正体は「重要度が高すぎる価値観」
    「承認欲求」を満たしてやるのが大事。
    部下と認め合う関係になるのが大切

    人は正しいことを言う人についていくのではなく、好感を持てる(安心・安全)を感じる人についていく。

  • 本も読んでいますが、マンガでおさらいという感じで使うことが出来ました

  • 快・痛みの原則
    焦点化の原則
    空白の原則

    知得体得
    リフレーム
    ラポール形成 ペーシング リーディング
    キャリブレーション

    アンカリング トリガー

    承認力

  • nlpの基本原理に関して本当にざっくり掴むことはできたが、もう少し詳しくテクニック的な内容を知りたかったところ。
    空白の原則、焦点化の原則などをどのように人に適用していくかを掴んでいきたい。

    コミュニケーションを取る上でラポールの重要性は確かに感じた。
    また、自身を振り返るとメンバーに対してもどかしさや苛立ちを感じる場面が最近あったが、ディソシエイトして自分の価値観を見つめ直すのもまた良いかもしれないと感じた。
    相手の仕事の遅さ・質の低さ・覚えの悪さなどを感じる時にそのような状態になってしまうことがあるが、そのほかの価値観・尺度でアソシエイトすることで相手とのラポールを形成し、相手の能力をもう少しだけ引き出すことができるかもしれない。
    そうで無いにしても苛立ちは他のメンバにも悪影響を及ぼすのは確実なのでディソシエイトは意識的にできるようにしておきたい。

  • NLPがいろいろな領域と重なっていることがわかりました。ただ実践するのには繰り返し読まないと難しいですかね。でも頑張ってみようと思います。

  • プログラムのインストールで価値観を変えられるなど、そんなにうまくいくかな〜?という面はありますが、対人関係や組織の活性化について、納得できるところも多かったです。
    ・「価値観をゆるめる生き方」が人を承認しやすく、幸福度が高い。
    ・信頼(ラポール)を構築するには「共通点を見つけてわかりやすく示す」「相手の価値観をさりげなく尊重する」
    ・新しい行動を普遍化させるために、特定の人物の良い特性を模倣する(イメトレする)
    ・朝起きた時に、「今日はどんな能力を高める機会があるだろう」という問いを持つと、脳がそれを探し続け、見つけやすくなる
    ・痛みのマネジメントではなく、快のマネジメントをすることで、楽しく無理なく目標達成できる
    ・他人に見えるネガティブな面は自分自身の価値観の反映に過ぎない。
    ・価値観によって、自他を受け入れ、裁く。価値観を信じている自分を外側から冷静に客観的に見ることで、人を承認しやすくなる。

  • 意識・無意識領域、過去の経験から反応が決まってくるという考え方は新しく感じた

    アドラー、カールロジャースの理論にも繋がる部分がある

    体系的に学ぶことが理解が深まる

  • 検索用

  • NLPについて簡単に知ることができた。
    社会人としてやリーダーとしてどんな心構えでいるべきかが学べたと思う。
    上司や部下にどう接したり、価値観を持てば自分が満足できるかの指標となり得る。
    特に人は安全・安心を求めるというワードは多数出てきたので筆者としてポイントにしているのだろうと感じた。(脅かされる嫌なことは避け、落ち着く安定することは近づく)
    また、ここから興味を持てばNLPについて深堀することができるのでは?

    NLPとは?
    人間の五感(N)を通して体験したものを言語(L)によって意味付けがなされプログラム化(P)される、言語学と心理学を組み合わせた実践手法のこと。

    価値観を変えるリフレーム
    人との信頼関係を作る、ペーシング
    自己を補填、成長するためのプログラムのインストールやモデリング
    いろんな基礎技術が学べる。
    でも1番の学びは、リーダーの大切なことは組織の目標達成とメンバーを幸せにすること、その幸せをするためには自分が幸せになること、価値観をリフレームして自己承認をすることができるようにし、他者承認ができる素養をつける。そして他者にペーシング、寄り添うことで居心地しやすくし、最大限の力を発揮してもらうところ。
    他人は正論ではなく、感情的に好感を持てる人についていきたくなる。

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著者プロフィール

1970年生まれ。
経営コンサルタント会社を経て、2002年に能力開発トレーナーとして独立しNLP普及を開始する。
2005年にNLPラーニング社を設立し、NLP(神経言語プログラミング)の
資格認定コースと、NLPを応用したリーダーシップ、ビジョン実現、
イノベーション、コーチング、カウンセリングなど多彩なテーマの公開セミナーを全国各地で行っている。
国内のNLP指導においてはもっとも実績があるトレーナーの一人である。
2020年5月現在までにNLP受講者は10,000名を超える。
2009年にはオリジナルの変容プログラムである
NRT(Natural Returning Transformation)を完成させる。
人間を根本的に変容させるこれまでにないプログラムとして、
参加者から高い評価を得ている。
著書『NLPの実践手法がわかる本』『コーチングハンドブック』(日本能率協会マネジメントセンター)
『「体感イメージ」で願いをかなえる』『人生の秘密』(サンマーク出版)など多数。

「2020年 『習慣化のシンプルなコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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