一流の職人に学ぶ人づくりの流儀 銀座「六雁」の見えないものを教える技術

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820718697

作品紹介・あらすじ

一歩先を読む勘、バランス感覚、時代にニーズを嗅ぎ取る感性、空気の整え方…。文字に形にできないものを、"ものづくり"達はいかにして伝えるのか?-。

感想・レビュー・書評

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  • 先日、場違いにも六雁にて食事をする機会をいただけたので、予習のつもりで本書をまず読ませていただいた。
    やはり、著者は大卒で料理の世界に飛び込んだ異例の経歴の持ち主だけあって、料理界を冷静に俯瞰されていて、良い点悪い点がよく見えてらっしゃる。
    かつての師弟関係を構築する経済的な余裕も、また時間的な余裕ももはや今の料理界にはない。では、新しい師弟関係なるものを作って行きましょうよという、これは組織作りに非常に参考になる良書と思いました。ぜひリーダー格以上の方に読んでいただきたい。
    というか、乱暴に一言で纏めてしまうと、小手先の技術ではなく「見えないもの」こそ大切。師である人も、弟である人も、最終的にはその人間力に帰結するってことですね。
    で、肝心な六雁体験記ですが、これは単なるお食事というより、やはり体験と言うに相応しい。
    銀座の一角、マツキヨの大衆的な黄色を横目に、裏手にある某ビルにたどり着いたがと思えば、スタンドカラーの黒いコートに身を包んだスタッフがお出迎え。程よく濡れた飛び石が敷かれたアプローチを抜けて専用エレベーターに乗り込み、と、もう、ここから物語「六雁」は始まっているのです。
    フロアにつけばさあ、ここからスーパー歌舞伎ならぬスーパー割烹の始まり。中央には美しく並べられた調理器具(鍋蓋までもが美しく並べられ)、キラキラした照明の下、選び抜かれた役者さん達がそれぞれの役割を演じていました。
    その日は自分のいたフロアに秋山シェフもいらっしゃったのですが、榎園氏がおっしゃっていた、新しい師弟の師らしく、お客様の前では、あくまでもチームの一員として、きめ細やかなサービスをしてくださいました。
    料理の内容は、私のような馬鹿舌の語れるものではないので割愛。しかし、野菜の煮こごりに代表される、一皿一皿の圧倒的な彩りの美しさにウットリしてしまう。やはり料理は五感で味わうものなのですね。顧客満足度が高いのも納得。随所に榎園氏の戦略的なプロデュースを感じられるお店でした。

  • ものづくり達、そう、
    自分もそういえば、
    「見えないものづくり」に係ってるわけで、
    誰だってそうなのでしょうね。

    だからこそ見えない部分にも疎かにしてはいけない、
    気持ち、心のもちよう、日常生活でもいえるかな。

    読み応えのある、とっても奥が深いためになる本でしたよ。

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