- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820719281
作品紹介・あらすじ
地方エアラインで、キャビン・アテンダントとして働く出雲三江(26)。頼まれたら嫌とは言えない性格がわざわいして、仕事もプライベートもうまくいかず、ストレスをためる毎日。そんなある日、空港で偶然出会った女性に、アサーションを紹介されますが…。もうあきらめない!がまんしない!大切なことをしっかり伝え合う自己表現。自分も相手も大切にするコミュニケーション!
感想・レビュー・書評
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人の自己表現は3スタイルある
①非主張的:相手に合わせる、消極的な態度
②攻撃的:自分良ければOK
③アサーティブ:自分も相手も大事にする
アサーション権とかアサーティブな考え方の説明が続くが、じゃあどうすりゃ良いんだよ?
闘わなきゃ攻撃的自己実現の奴には敵わないだろ?と思ったところ、以下のノウハウが提示された。
アサーションの実践方法としてDESC法がある。
D:Describe:自分が対応しようとしている状況や、相手の行動を描写する。
E:Express,Explain,Empathize:自分の感情を表現・説明する。
S:Specify:相手に望む行動、妥協案、解決策などの特定の提案をする。
C:Choose:提案に対する肯定的・否定的結果を想像し、その結果に対する選択肢を示す。
例えば長電話を切上げたいとき
D:「話始めてから1時間が経ちましたね」(描写:主観を交えず、客観的事実を話す)
E:「私は、今日はとても疲れていて、集中力が切れてきました」(表現・説明:相手に共感したり、自分の気持ちを伝える)
S:「今日の話はそろそろ切り上げて、続きはまたにしませんか」(提案:打開策を伝える)
C:「切り上げても良ければ、近日中に私から連絡します。もし、このまま続ける必要があるなら、その話はあと10分ぐらいでできますか」(選択肢:断られた時の備えを示す)
あと、アサーティブな考えとDESCスキルの向上は、心がまえと実践訓練が必要とのこと。
心がまえ:
①自分をオープンにする。
②相手に関心を寄せて聞く。
③仕事や関係を促進するおまけの情報(雑談力的な)
④非言語表現をアサーティブに(テンション高くかな)
アサーションの必要性と、その方法。
また、新しい言動を身につけるには、心がけと訓練が必要という。
人生は勝ち負けじゃなく味わうもの、という姿勢で生きて行くためには良いスキルだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いくつかアサーションに関する本を読んでいるので、内容は既に聞いたことがあることも多かった。
けれど、マンガで表現される実例が面白く感じました。他の本ではうまくいく例題が多いのですが、ここでは一度ちょっとうまくいかない場合の状況も描いてくれていたので、そこで落ち込むことがあることや、そこから立ち直るためのことなどが少し想像できました。
文章部分が多かったので、もっとたくさんの例題が見られたらなと感じました。 -
漫画の内容も良い話(^^)
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例がわかりやすい
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入門に最適だと思う。
雰囲気や全体像はつかめてると思う。 -
わかりやすくはあるけどもう少し踏み込んだ内容だと嬉しかった。同じことの繰り返し?少し退屈
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「言いたいことをなかなか言えない人」「適切な自己主張ができたいないと感じている人」そういった人にとっては本書は取っ掛かりとして非常に役に立つ様に感じた。
この「アサーション」という概念や考え方を整理された状態で知ることができたのは大きな喜びである。特に「アサーション権」や「アサーション権の行使」という表現はいままでに私の中にはなかった発想で、大変ためになった。
実践的方法として「DSAC法」という概念が示されているが、もっと若い時に知っておけばよかった、思いつつ、今後は意識して活用できないかと思う。この辺りについてもうすこし紙面を割いてほしかった。 -
アサーションに興味があり、勉強したいと知人に相談したら一番わかりやすい本と勧められ読んだ。
漫画があるのでそれぞれの登場人物を通してわかりやすくアサーションを学べた。
三章以降が難しく感じるが、実践してみたいと思った。
コミュニケーションに問題を抱えていないと思いこんでる人も得るものがある本だと思うので、全日本人に一読オススメしたい。