改訂6版 PMプロジェクトマネジメント PMBOKガイド第6版対応
- 日本能率協会マネジメントセンター (2017年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820726227
作品紹介・あらすじ
ビジネスのグローバル化に伴い、さまざまなプロジェクトが国境を越えて取り組まれることになったことで、それらを標準的な指標で管理する「プロジェクトマネジメント(PM)」の体系化が行われたのが1990年代のことでした。そして、PMの国際的な専門化団体であるPMIが「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(通称PMBOK;ピンボック)」を発行したのが1996年。それにあわせて、日本人に向けてわかりやすいガイドが必要とのことで、本書の第1版が刊行されました。以来、POMBOKの改訂にあわせて本書も改訂を続け、本年10月にPOMBOK第6版発行後直ちに刊行するのが本書です。
PMが日本に導入された当初は製造や建設などの分野で活用されてきましたが、今ではICTの普及により情報産業での普及が進んでいます。これまで日本では3万人の資格取得者を生み出しているPM。本書は、PMの実践書であるとともに、資格受験者のガイドとしても利用されてきています。
感想・レビュー・書評
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98年初版の本書。版が重ねられているとはいえ、大げさにいうと古典に入る部類になるのかもしれません。
しかし、PMBOK関連の情報はWEBで断片的にかじっていた程度の自分には、本書の内容は昨今流行りのスクラム等を勉強する以前に、知っておくべき基礎知識のように感じました。
むしろ、本書の内容のかけらも知らないようなプロジェクトマネージャには、眉唾もので接した方が良さそうとすら思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
改訂はされてるから最新だとはおもうんだけど、「こういうPMで発生する不都合を、アジャイルが解決するんだろな」という率直な感想。
各メンバーの負荷をならす、とかの話も
メンバー毎に能力が異なるので
現場からするとそのまま適用しづらいなぁ、とか。
ただもちろん、「何やったらいいかわからない(から何もしない)」ってレベルだった自分はまずこれをやるべきでした…
という、「目から鱗」ではないけど「そうだよなぁ」と確認するための基礎の教科書として手元に置いておくべき一冊かも。 -
貸出可能です!(2022/1/18現在)
※FAL倉庫SA-7に移動中 -
PMのお勉強。初心者向けだった。
・ガントチャートの5つの特長
①わかりやすい。
②すべてのワーク・パッケージ作業が洗い出される。
③プロジェクト全体像と自分が担当する作業の関係がわかる。
④重点思考・例外管理ができる。
⑤計画と実績(予実)を対比して示すことができる。
・クリティカルパスを短縮する方法
1作業の依存関係にずれがあれば、作業を並行して行う。リードの活用。
2依存関係を組み直し、順番を変える。たとえば、直列を並列に。
3作業をさらに細かく分解し、並行して行う。
4フロートのある経路からクリティカル・パスへ要員を移す。
5障害を取り除く。
6時間外勤務、シフト、要員の増加や外注に出す。
7別の方法や新技術を使う。
8品質を落とす。
9スコープを削減する。
・負荷をならす方法(資源最適化)
①作業の開始・終了をフロート部分に移す。
②作業の開始・終了をフロート部分まで延長する。
③作業の期間内で負担の軽重を調整する。
④他のメンバーに負担を変える。
⑤作業の依存関係を組み直す。
⑥要員を増やす。残業・休日出勤をする。
⑦新技術を導入する。
⑧クリティカル・パスを延ばし、プロジェクトの終了期限を延長する。
⑨スコープを削減する。 -
プロジェクトを初めてマネージメントし、散々になった後でこれを読んだ。あるあると思えることがいっぱいだった。また、次のプロジェクトで少しずつ取り入れていくことで、かなり改善された。ここまで全て丁寧に行うのは難しそうだが、レベルアップの方向性を示してくれる。
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プロジェクトマネジメントの基礎を学べる、とてもいい本だと思います。
本当にすっごくいいです。
知りたい、勉強したいと""思い始めた方""はペラペラと中身を見るぐらいでもいいのでみてください。
まずは見易さが目につくと思います。とても頭に入りやすい。
PMを、実際に基礎を知ったうえで実務としても行なっている方からすると知っている事ばかりかもしれませんが、別の職種の方やPMに慣れない部下に説明する教科書としては基本として伝える目安になります。
(教えるのが苦手な方には…いいかも、と!)