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本 ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784820731818
作品紹介・あらすじ
組織が抱える根本的な問題を、チームで解決する!
~職場活性化を実現する考え方+実現のヒント~
□職場・組織がうまくいっていない
□職場に活気がなく、重苦しい雰囲気だ
□社員同士の会話がほとんどない
□もっといい職場・組織にしたいけれど、その方法がよくわからない
こうした悩みに対する解決策を考えるヒントが、
「組織開発」にあります。
「おひとりさま業務(個業)」の増加、
職場のダイバーシティの高まり、
仕事の効率化の負の面として話し合いの時間の減少など、
今の日本企業は、かつてないほど、
お互いを信頼し、協働し、イキイキと働くことが難しくなっている、
といっても過言ではありません。
そのような背景の中で注目を集める
「組織開発(Organization Development)」。
「戦略や制度といった組織のハードな側面だけではなく、
人や関係性といったソフトな側面に働きかけ、組織を変革していくアプローチ」
組織開発は、このように定義することができますが、
いまいちつかみどころのないものという方も多いのではないでしょうか。
また、「組織開発=カタカナの名前が付いた手法」というイメージもあるかもしれません。
組織開発とは一体、どのようなものなのか?
組織開発は、どのように進めていけばいいのか?
――概念的で、どこかつかみどころがなかった「組織開発」の考え方を、
本書は、マンガのストーリーを元に解説していきます。
ストーリーの舞台となるのは、
業績はいいものの休職者・退職者の数が増加している自動車販売店。
主人公である店長は、活気のない職場を何とかしようと、
さまざまな対策を試みるものの、思ったような反応・効果が得られない。
そのような中、「組織開発」に出会い、実践を始める――。
活気がなく、社員同士の会話もまばらな職場を、
主人公たちはどのように変えていくのでしょうか。
ストーリーで疑似体験しながら、解説で理解を深める、
「組織開発」のエッセンスをつかめる入門に最適な1冊です。
感想・レビュー・書評
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「適応課題」の解説から入っているのが目を惹く。「問題解決よりも問題設定の方が難しい」よいね。活動の条件や進め方、対話の意義やレベルにも切り込んでいて、当事者にとってわかりやすい解説。支援者をちょっとカッコよく描きすぎな気はするが。
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個人主義になっている組織をどう再構築するかをストーリーに沿って解説した本。内容や組織を変えるためにやるべきこと理解できるが、実践となるとこんなにうまく話は進まなさそうだなと感じた。
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2年ほど前からずっと本棚に入っていましたが、ようやく手にすることができました。
組織開発とは、簡単に言えば「職場でのチームワークや共同性を高めるためのアプローチ」ですが、技術やスキルといったものではなく、いわゆる人間関係や価値観の違いといった対人関係的な問題について対応していく、といったほうが強いです。
この本では「人間的側面で起こっている問題を書き出す【見える化】」→「根本的な問題を対話によって突き詰めて共有する【ガチ対話】」→「あるべき姿を目指してどう対処するかを合意し実行する【未来づくり】」の3つに分ける手法が描かれています。
取り扱うのが人の心といったセンシティブなものなので実践の難易度は高いのですが、今後チームとしての成果を出すマネージャーとしては必須のスキルであるように思いました。 -
わかりやすく、組織開発の説明をしていただくので飲み込みやすい。
気づくかどうかが一番重要。 -
同著者の組織開発の本を読み、マンガも読んでみた。元の書籍のエッセンスの一部を描いたもの。元の書籍の内容の確認としては良かった。
しっかり学ぶのであれば書籍を読んだ方が良い。 -
コンサルとして支援している職場で組織開発の必要性を感じ、『図解 組織開発入門』で紹介されていたのを見て購読。この本に出てくる人事の女性(メインの部門外の人)の立ち位置が、自分に置き換えられると感じた。
一番難しいのは人の気持ちを変えること、そう簡単にこの本のようにはいかないだろうが、漫画ながらリアリティも高く、ヒント満載で満足度は高い。 -
なかなか勇気がいる事が求められる
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以前会社の風土改善の研修でやったことがまさにここに描かれていたことであることに気がついたのが収穫。その時はコロナでだいぶ停滞してしまったことが今更ながら悔やまれる。
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組織開発は、何となくは分かりますが、つかみどころのない感じがするかもしれません。
組織開発を、どのように進めていけば良いのかを、マンガのストーリーとともに解説していきます。
ストーリーで疑似体験しながら、組織開発の進め方やポイントが分かります。
ストーリーがあると、理解が進みます。
(このように、)私たちは物事や起きたことに対して常に意味づけをしています。また、意味づけの仕方は人によって異なることが多いです。私たちは、客観的事実の中で生きているのではなく、自分で意味づけをした主観的世界の中で生きていると言えます。 ー 81ページ -
恥ずかしながら、人事コンサルという仕事をやっていながらも説明がしにくく困っていた「組織開発」について自分の中で色々腑に落ちてかなりスッキリした。
マンガのストーリーも含めてイメージが湧きやすく、考え方もまとまっていてとてもわかり易いと感じた。認識が漏れていた・ずれていたと感じたところもあるので今後に生かしていきたい。
「適応課題」になかなか向き合えていない会社・組織が大半かもしれないと考えてながら読んだ。
求め過ぎだとわかりつつも、上司や経営者のマインドセットを変える要素まで具体的にイメージが湧くところまであればとも思ってしまったのは正直なところであるが、それを差し引いても、何度も読みたいと感じた。
著者プロフィール
中村和彦の作品





