汚れつちまつた悲しみに… (ぶんか社文庫)

著者 :
  • ぶんか社
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本棚登録 : 35
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784821153404

感想・レビュー・書評

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  • 友達からもらった。
    汚れつちまつた悲しみに…

  •  気の利いた感想を書けるほど、詩という媒体に親しんでいるわけではないのですが、情景描写などに、ものすごく美しいくだりがいくつかあって、ぎゃあって思って悶絶しました。なんだこの小学生みたいな感想……(汗)
     詩に限らず、美文に出会うといつもぎゃあって思います。

    『更くる夜』という詩の一節を引用。
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      随分……今では損なはれてはゐるものの
        今でもやさしい心があつて、
      こんな晩ではそれが徐かに呟きだすのを、
        感謝にみちて聴きいるのです、
      感謝にみちて聴きいるのです。
    ----------------------------------------

     中原中也、恥ずかしながら初読です。でもいろんなメディアで引用されていたりするので、「あっ、このくだり知ってる!」っていうのもけっこうたくさんありました。

     ぶんか社文庫版をひょいと買ってきたのですが、いったいどういう流れで表紙がAKB48のひとなんでしょうか。いや、かわいいんですけど、詩のイメージにはビミョーに合ってない気がするんですが。特に裏表紙のガッツポーズみたいなカットが。
     ……などという余談はさておき、「山羊の歌」「在りし日の歌」から選ばれた詩にくわえて、詩集に未収録だった詩も追録されているとのことです。

  • 【本の内容】
    表題詩を含む生前に刊行された第一詩集『山羊の歌』、そして30歳で夭折した翌年に刊行された『在りし日の歌』から、また詩集に収録されていない作品から、魂が震える詩篇を選び抜いた中原中也詩集。

    [ 目次 ]
    『山羊の歌』より(サーカス;都会の夏の夜;黄昏 ほか)
    『在りし日の歌』より(含羞;早春の風;月 ほか)
    『未刊詩』(恋の後悔;幼き恋の回顧;消えし希望 ほか)

    [ POP ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 僕は文学的才能がないのだろうか。詩はあんまり引き込まれない。
    ちなみに表紙はAKBの篠田麻里子。

    ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

    P.137 春日狂想
    P.160 別離

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著者プロフィール

中原中也(なかはらちゅうや)
1907年4月29日、山口県生まれ。23年、山口中学を落第し、京都の立命館中学に編入。劇団女優、長谷川泰子と知り合い、翌年から同棲を始める。25年、泰子とともに上京。泰子が小林秀雄のもとに去る。26年、日本大学予科文科に入学したが、9月に中退。29年、河上徹太郎、大岡昇平らと同人誌「白痴群」を創刊。33年、東京外国語学校専修科仏語修了。遠縁の上野孝子と結婚。『ランボウ詩集《学校時代の詩》』刊行。34年長男文也が誕生。処女詩集『山羊の歌』刊行。36年、文也が小児結核により死去。次男愛雅(よしまさ)誕生。37年鎌倉に転居。『ランボオ詩集』刊行。詩集『在りし日の歌』を編集し、原稿を小林秀雄に託す。同年10月22日結核性脳膜炎により永眠。享年30歳。翌38年『在りし日の歌』が刊行された。

「2017年 『ホラホラ、これが僕の骨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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