- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822207847
感想・レビュー・書評
-
<シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日経コンピュータに掲載された、動かないコンピュータ事例のまとめ。
オフコン時代の話なので、今の時代にそのまま当てはまるかどうかはよくわかりませんが、おそらく同様のミスは今の時代も頻発していると思います。
要件定義が甘い、担当者がいない(少ない)、テストが不十分、開発体制が不十分など。
おもしろかったです。 -
日経コンピュータの同名連載を加筆修正匿名化して纏めた斯界では古典的名著……なのだが、刊行から20年近く(記事によっては40年近く)経過しているというのに、古さをあまり感じないのは問題だと思うのだが(7pay類似事例まであるし)。所詮人間のやること、他山の石とはなかなかいかないものよな。
-
日経コンピュータの人気コーナーの単行本。10年以上前に出たものですが、ITプロジェクトの失敗の本質は今も昔も変わらないので、勉強になるのです。
続きはこちら↓
https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2018/08/blog-post_13.html
Amazon↓
https://amzn.to/2B0ufma -
最悪のコンピューター導入例を本にしている。大企業もその損害の影響から倒産する例があるらしい。語られることのない、多くの中小企業は更に悲惨な状態なのだろう。
-
卒業研究の参考文献
-
ちょっと古い.この業界の怖さと未成熟さを改めて感じる.
-
仕事柄動かないコンピュータ気になります。
いろんな案件での失敗や問題にどう対処したのか
という話。。。
読み物としてけっこうさらっと読めちゃう感じだったので、
あんまり印象に残っていない・・・。 -
(2003.11.08読了)(2003.10.24購入)
副題「情報システムに見る失敗の研究」
人間生活の利便性の多くがコンピュータシステムに依存することによって実現されている現代、一度コンピュータシステムに異常が生じると大混乱を起こしてしまう。
また、競合会社がコンピュータシステムによって優位に立っているとき、対抗のためのシステム構築が失敗に終われば倒産に追い込まれるか、吸収合併に応ぜざるを得なくなる。
かほどにも重要な位置を占めるコンピュータシステムの構築失敗例を取材しまとめた本がこの本である。(「日経コンピュータ」誌に掲載した記事をまとめなおした。雑誌に掲載の際には、会社名が実名になっているのだが、この本では、仮名になっている。)
この本の前書きで、「情報システムとは、コンピュータを使って業務を処理する「仕組み」のことである。情報システムは、コンピュータそのものと、コンピュータに指示を与えるプログラムのことだと思われがちだが、それは間違いである。そこで取り扱われるデータ、業務の内容、業務を進める手順やルールまでが含まれる。」と述べられている。
今まで手作業でやっていたものを情報システムに置き換えようとした場合、業務手順やルールをそのままコンピュータでやるのはなかなか難しい。手作業ではいかようにでも融通が利くが、コンピュータはなかなかそうは行かない。コンピュータの仕組を知っている人は、業務を知らない。業務を知っている人はコンピュータを知らない。両者で、相談して、情報システムを作り上げるのであるが、結構うまくいかないことが多い。
長い時間と人手がかかるし、お金もかかる。失敗のダメージも大きい。
第4章には、失敗の11の理由が挙げてある。情報システム開発を始める前に一度読んでおくいい。
第5章には、インターネット・システムの失敗事例が納めてある。失敗例の多くが、処理能力の見積り、顧客の増加予測の失敗などで、嬉しい誤算と言う面もないではないが、利用者にとっては迷惑な話ではある。
テスト不足については、影響の大きさを考えて、十分なテスト時間の確保をすべきである。
プログラムミスについては、現在の1人でプログラミングするという体制はやめるべきではないかと思う。最低二人の人が一つのプログラムに関わるべきではないだろうか?二人の人が別々にプログラミングするとか、誰かの組んだプログラムを別の人が徹底的にチェックするとかが必要ではないだろうか?
(もしすでに二人体制でやっていて今の状態ならさらに別の方策を考える必要がある。)
(「MARC」データベースより)amazon
情報システムのトラブルとその原因を実例50件をあげて分析、さらには原因生み出す背景に迫る。『日経コンピュータ』連載を単行本化。 -
現在も「日経コンピュータ」で連載中の人気コラムをまとめたものです。ITを生かすも殺すも人次第。システム万能主義に警鐘を鳴らす良書。