小さな会社の儲かる整頓

著者 :
  • 日経BP
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本棚登録 : 117
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822235918

作品紹介・あらすじ

儲かる中小企業の現場には、どんな工夫が隠れているのか?
累計5万人が視察した「強い会社の現場」を
豊富な写真で詳しく紹介!

自分の会社を成長させるために、名経営者の話をたくさん聞いてきたが、
なかなか結果が出ない――そういう人は多くいます。
それはなぜでしょうか。 その名経営者が率いる会社の現場を、
しっかり見ていないからではないでしょうか。

名経営者がどんなに言葉を尽くしても伝わらないものがあります。
なぜなら、経営の真髄は現場にあるからです。
本書では、豊富な写真で、あなたの会社を「儲かり体質」に変える方法をお伝えします。
<あなたの会社を「儲かり体質」に変える5ステップ>
1.5万人が視察した株式会社武蔵野の現場の写真がたっぷり!
2.写真があるから、すぐにパクって実践できる
3.自社のモノの置き場所、置き方が改善される(=整頓)
4.会社が変わる。社員が成長する(形から入って心に至る)
5.儲かる会社の土台ができる!

なぜ「整頓」なのか?「儲かる会社」とは、絶え間なく変化できる会社です。
では、何を変えるのか。形あるモノを変えていくのです。
モノの置き場所を変えれば、社員の行動が変わります。
結果、心が変わります。

モノの置き場所を変えるとは、すなわち整頓。
だから「儲けの7割は整頓」なのです。
そこに整理と清掃を加えた3Sは、どんな職場でもすぐ導入でき、
結果に直結する万能薬。
あなたの会社を大きく伸ばす、強い現場をつくりましょう。

[総論] なぜ「整頓」が一番、大事なのか
第1章「整頓」は、「形から入って心に至る」
第2章「整理」のコツは、置き場所をなくすこと
第3章「清潔」へのこだわりには、落とし穴がある
[各論] 社員がすぐ結果を出す整頓のコツ
第4章 数にこだわり、色にこだわる
第5章 願望を貼り紙にしない
第6章 ミスを99%潰す、超アナログの情報管理
第7章 従業員満足は、コミュニケーションの強制から
[仕組み編] 強い現場はチェック&横展開
第8章 基準を定めて、チェックしよう
第9章 会社のなかをパクッて歩こう

感想・レビュー・書評

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  • 【「整理=戦略」であり「整頓=戦術」である】

     本書の著者、小山昇氏はハウスクリーニングなどの事業を手掛ける、株式会社武蔵野の社長である。武蔵野では20年前より、他の中小企業の経営者や社員に向け、自社の現場を公開する「現地見学会」を開催している。これと、著者の「経営の真髄は現場にある」という考えから、より多くの人に現場を知ってもらえるよう本書を著したと伺うことができる。
     P36ℓ6「『整理=戦略』であり、『整頓=戦術』である」これは私が特に印象に残っている1節である。ここでは、「仕事をしやすくするためには環境設備『整理、整頓、清潔、礼儀、規律』(その中でも整理と整頓、特に整頓)が重要になる」という前提で話を進める。これを会社経営に置き換えて考えると、「整理=戦略」「整頓=戦術」になるという。詳しくは本書で確認してもらいたい。
     私は今まで、家や学校など、あらゆる場面で「整理整頓をきちんとしなさい」と言われてきた。その時の私は、整理整頓についてあまり意識はしていなかったし、最低限やっておけばいいだろうと思っていた。しかし、今改めて考えてみると、私の周りで「できる人」というイメージがある人は、整理整頓をきっちりしていた。それが物と情報の双方で当てはまっていたため、仕事との関連性と、生産管理の5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の一部にも入っている、整理整頓を重視したのだろう。
     環境設備の5つに関しては生産管理の5Sと同等の意味であると思う。その中でも整理整頓という、誰もが身近に感じていることに対して、ここまで言及して発展させていることに驚いた。また、それを会社全体で徹底的に行動に移せていることがすごいと思う。おそらく誰もが当たり前だと思っていることだけれども、全ての企業が実際に取り組んでいるかはわからない。行動している人からの言葉は力があり、また、とても共感する内容であったために強く印象に残っている。整理整頓の重要性を再認識させてもらえた。
     本書中には人間の性質をうまく活用した内容が多く、普段の行動と一致し、なるほどと思えることばかりであった。会社という単位だけではなく、個人の意識を変えるためにも実用的なものであるためぜひ読んでもらいたい。私も普段の生活にも生かしていきたいと思う。

  • 整理整頓清潔の3Sが、現場を強くする。
    社内ベンチマークは有効だと思う。
    サシ飲みを実践します。

  • 自分の成功体験を土台としてつくられた、整理整頓(5S)の考え方とノウハウ。Q&A方式で読みたいところから読みたいところだけ読むことができる形式は、まさに実務者を向いて書かれていると感じさせてくれるものだった。なかでも一番響いたのは、何事も一気に難しいことができるようにはならない、段階的発展、進歩が大切というような考え方が根底にあることだ。全く共感するもので、経営者として実践してきた重みのある言葉と感じると同時に、私自身が考えていたことは間違っていなかったと思うことができた。

  • 気になったのは、「人間とは、どんなに面倒くさい事でも、3回繰り返すと、慣れてしまう生き物」という言葉と「移動年計」をうまく使おうというもの

  • D3

  • 置く位置を決めて必ずそこへ片付ける習慣にすることで、物をなくさないようにする。特に工場では、現場の安全管理のためでもあると以前に聞いたことがある。そして少し前のことだが、ある社員の机の引き出しの中にスポンジが敷き詰められ、はさみや定規やペンを収納するところがその形にくり抜いてあるのを見た。そしてそれがこの本の始めの方に書かれているのを見たので、この本を読んでみたくなった。
    写真を多用してありわかりやすい。特に色使いをどのように活用しているかは写真を見れば一目瞭然。
    当たり前かもしれませんが、実際の業務にそれを活用できているか?というとそうでもないことは多い。そして多色使いすればいいってものではないことも、きちんと書かれています。
    その他、環境整備のために具体的に何をしているか?は満載ですが、それだけでないです。
    何でもデジタル化すればいいというものではない。会社は能力が低い人でも成果を出せるようにする。そうするとアナログになるのだと。仕事ができる人を前提とした仕組みの中ではできない人は身動きが取れないが、仕事ができない人に合わせれば問題は起きないと。
    他にもあります。社長の願望を標語として貼り出すことの無意味さ。上司と部下のサシ飲み。他社のやり方をまねするのではなく、他部署のやり方をまねすること。気づいたことをメモにして提出すれば1件につき500円。なぜそうするのか?手段と目的がきちんと書かれており、どれも理にかなっていると思いました。
    最初は嫌々でも…但しなるべくそうならないように配慮する。時にはお金で釣っているのだが、それもありだと思います。つまり【形から入って心に至る】のだと。やらない善よりやる偽善、とちょっと似ていますね。
    何でもかんでももったいない、はダメなのだとも。設備投資をして効率や生産性を上げることを惜しんではいけないとも書かれていますが、中小企業はその見極めが難しいところなのではないかと思います。
    タイトルにも書かれているように基本的には中小企業向けの内容ですね。何でもかんでも真似すべしとは思わないですが、いくつかできることを取り入れるだけでも違うのではないでしょうか。
    ただ、営業は社内で立って仕事をする(社長もですが)のはやりすぎじゃないかなぁ。社長がやってたら社員は嫌だとは言えないでしょう。トップダウンをボトムアップに変えたと書いてありましたが、これは営業が言い出したことでしょうか?たまたま今日はアイリスオーヤマでも座ってPC作業禁止との話を見ましたし、以前キヤノンの子会社でも座って仕事をさせないことの是非が問題になりましたよね。効率が上がったとの話もありますが大丈夫なのかなぁ。ずっと座っているのは健康に良くないのもあるけれど。
    立って仕事をするというのはどうかと思いますが、それで星を減らそうとは思わないほど、この本の内容は充実していると思います。この会社のやりかたを見学に行く人がいるのも納得です。

  • 請求記号 336.5/Ko 97

  • 工房をGW明けにみんなで整理整頓しよう!と、丸二日間その業務に当ててあるので、参考にと読んでみた。
    すぐ真似したいことも沢山、うちでは直接関係ないけど、その発想が素敵!とか、楽しくあっという間に読めた。
    うちの代表の奥さんもこういう本好きだから、貸してあげよっと。

  • 理屈と仕組みのバランスが素晴らしい。

  • 2017/3/17

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著者プロフィール

株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。東京経済大学卒。1976年日本サービスマーチャンダイザー(現・武蔵野)に入社、1989年より現職。「落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2000年、2010年日本経営品質賞受賞。2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。主な著書に『絶対会社を潰さない社長の口ぐせ』『利益を最大にする最強の経営計画』(いずれもKADOKAWA)などがある。

「2019年 『新版 経営計画は1冊の手帳にまとめなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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