デジタル化を勝ち抜く新たなIT組織のつくり方

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822236205

作品紹介・あらすじ

ビジネスのイノベーションはITにあり!

デジタルマーケティングをはじめ、金融におけるFinTech(金融×IT)や、製造業で取り組みが活発化するIoT(モノのインターネット)など、いわゆるデジタルビジネスがグローバル規模で急速に勃興しつつあります。日本企業にとっても、自社のビジネスのデジタル化は大きな経営課題。

しかし、その中軸的役割を期待されるIT部門は、目の前の業務に忙殺され、組織として追い込まれつつあります。

IT部門の変革なくしては、企業はデジタルビジネスの波に乗ることはできません。
だからと言って、実行性に乏しい改革論は単なる空論。

本書では、IT部門変革で多くの企業を支援した気鋭のコンサルタントが、日本企業の実態に合わせた、変革への処方箋を提案します。
IT部門発のイノベーション組織、この新たなIT組織こそが企業の勝ち残りの鍵を握ります。

感想・レビュー・書評

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  • ITが業務システムだけでなく、サービスで稼ぐ源泉となっている昨今、サービスを迅速かつ顧客のニーズに即して提供していく上で、組織がどうあるべきかを述べている。参考になる点もあるが、ブレークスルーするためのポイントがあいまいに感じた。結局は経営層の意識改革という点があるのだと思うが、「べき論」の域を超えていないように感じた。

  • タイトルの通り、企業組織におけるIT部門のあり方について、きちんと丁寧な提言を行っている本。特に、この会社が得意とする、顧客企業の現場でのコンサルテーションサービス業に基づいた、まさに企業の日々の業務の現場での視座での具体的な内容が豊富で、その意味では内容が濃いと言える。
    あえて言えば、やや真面目過ぎるか。この本は多くの、自社のIT組織をいかに活性化し、企業戦略に沿って最大のパフォーマンスを発揮させるか、あるいは今やほとんどの企業が抱えているはずの、IT資産の陳腐化への対策、等に真剣に悩める経営層に広くよまれるべきであるが、恐らく、よほど現状の問題点や課題をしっかりと認識しているリーダーでなくては、表面的に読まれるだけに終わってしまいかねないだろう。
    恐らく、そもそもこのような内容がヒットするほど、自社組織の課題をITの目線からとらえていないリーダー層が非常に多いとも思うが。
    取り上げている課題、リスクの幅も充分に広く、最新のトレンドも押さえられており、論点も体系的に整えられており、構成としてもしっかりしている。
    優等生的にまとめられていて、奇をてらった派手さはないがじわりと響く本。

  • 人材不足、スキル不足、企画側との関係安家、システム部の立て直しは急務になっている会社は増えていると感じる。本書の提案はシステム部が会社を引っ張れるような状況を作り出す1つの案かもしれない。

  • デジタル化を勝ち抜くための新組織を設置を提言しているが、論拠が曖昧で、うまくいくか疑問。

  • 1章は今すぐコンサルのネタにできる、鋭い指摘や面白い視点が多数。2章も参考になる内容。3章以降は…ざっと流し読み。1章だけでも読む価値のある本だと思うので、まあ良し。

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著者プロフィール

ベイカレント・コンサルティング
戦略、デジタル、オペレーション、テクノロジーをカバーする日本発の総合コンサルティングファーム。様々な業界のリーディングカンパニーが抱える課題解決を支援するために、経営戦略の策定から実行推進まで総合的なサービスを提供している。

「2022年 『感動CX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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