マーケット・インテリジェンス論 経営者の意思決定をどう支援するか

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822237011

作品紹介・あらすじ

『市場データを経営層の意思決定に活かすための方法と組織を解説』



市場データを基に市場動向を洞察し、自社のビジネスを競争優位に導く最善の仕組み

「マーケット・インテリジェンス」について詳細に解説します。

企業は市場調査会社から自社製品・サービスに関連する市場データを購入していますが、

必ずしも十分に活用できていないと感じています。

本書では、市場データを企業業績向上に直結させるための方法、組織、人員構成を具体的に提示します。

感想・レビュー・書評

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  • マーケット・インテリジェンス論

    1.購読動機
    新規性ある事業を売上そして利益に貢献させるにあたって、販売戦略(どこに、どうアプローチするか?)が必要なため。

    帯の「経営者の意思決定の支援」に惹かれたから。

    2.著者
    IDCジャパン社長。ITの統計、レポートをまとめるアメリカ本国の日本法人。

    3.定義
    市場と自社の関係を明るくして、市場ならびに自社の成長率とその根拠を明確にすること。
    ※目新しさは無し。

    4.プロセス
    収集→分析→洞察→計画
    ※洞察がポイント。
     どうする? なぜ?

    5.本書の活かし方
    内容に、目新しさは無し。
    あえて、ひとつあげるならば、経営戦略(やりたい、勝てる、儲かる)を、考えて実行できる組織づくりのロードマップ的な内容の記載があること。
    すなわち、何を目的にどの範囲を標準化するのか?

    インプットを事業と関連づけ、考える→行動→原因→ネクストのサイクルの楽しみが生まれる組織を目指す。

  • 組織に情報をどう組み込んで意思決定に生かしていくか、インテリジェンス部門の役割とそれをどう構築していくかのヒントになる。データをインテリジェンスに昇華させていくときに必要なものは「洞察」。当たり前かもしれないが、これがないと将来を予測していくことはできないし、ここの組織知がどれだけ蓄積されているか、洞察できる個人・組織の仕組みがあるか、それが競争に勝つための重要な要因となる。

  • 今の業務ととても関連があるので、拝読しました。マーケットを洞察する活動、組織が全社的に必要であることを述べています。
    そもそもマーケット・インテリジェンスとは?役割は?社内に根付かせるためには?を考える上で参考になりました。
    経営層とビジネス部門の狭間に位置付けられ、どの方向を向けばよいか迷った時に立ち返りたいと思います。

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著者プロフィール

産科医。1961年生まれ。1987年、日本医科大学卒業。米国口マリンダ大学で胎児生理学を学び、日本医科大学大学院(産婦人科学、免疫学)修了。葛飾赤十字産院(現・東京かつしか赤十字母子医療センター)では産科部長として周産期医療に力を注ぎながら、J I C A(国際協力機構)母子保健専門家として、ベトナム、アルメニア、ニカラグア、パレスチナ、マダガスカルなどの母子医療にもかかわる。現在も、お産と向き合いながら、「子宮的に生きよう ― Accept & Start」をテーマに、100年後の優しい世界につなげようと、国・地域・医療の枠をこえて活動を展開している。

公式HP「産科医 竹内正人」http://www.takeuchimasato.com/

「2023年 『マイマタニティダイアリー 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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