僕の起業は亡命から始まった!―アンドリュー・グローブ半生の自伝―

制作 : 樫村 志保 
  • 日経BP社
3.30
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本棚登録 : 41
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822242992

作品紹介・あらすじ

インテル創業者には、こんな過去があった。ナチスによるユダヤ人迫害、ハンガリー動乱を体験した著者が、難民船に乗ってニューヨークに辿りつき、再出発をはじめるまでのドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • インテルの創業者アンドリュー・グローブの自伝。ユダヤ人であるという自らの素性を隠さなければならなかった子供時代、父親がロシアの捕虜となり数年間行方知れずだったこと、若いときに両親を祖国に残したまま命からがら亡命せざるを得なかったことなど、どれをとっても極度に苦しい経験を積み重ねざるを得なかったことに胸が詰まる。インテルを創業してからについては書かれていないのが残念だ。ぜひこの続きも読みたかった。平和に安穏に暮らしていられることに感謝しこそすれ、文字通り命を懸けるような生き方をしていない自分を少し省みてみた。

  • インテル元CEOアンドリュー・グローブ本人による大学途中(半生)までを描いた書。ハンガリー出身で、その辛辣な戦争期を実体験した彼が、子供ながらに感じたその当時の周囲の状況を余すところなく書いている。晩年の彼の目から見て、その当時がどのようなものであったかということが非常に生々しい。それでもなお、子供としての純粋さや素直さが顕著にあらわれているといえよう。大学時代はそのほとんどを奨学金で過ごした彼だが、アメリカという国においては、人種、国籍といった他国における格差はあまり見られず、むしろその能力、人柄で判断されるところがアメリカらしさを醸し出している。また、この本の中では、グローブの母親に対する愛情が感謝という形で示されているとそんな風に感じられた。

  • 第二次世界大戦中のドイツ軍に進行された時代やソ連の圧政時代にハンガリーで少年時代を送った著書のアメリカ移民までの自伝。インテルの経営等にまつわる話しは一切出ず、間違えて借りてしまい。最後まで読んでしまった。とほほ。


  • 世界最大半導体メーカーに育て上げたインテルの共同創業者の半生の自伝


    著者は、ハンガリー生まれのユダヤ人家庭で育ち、幼い頃から重度の難聴のハンデを追いながらも

    両親の愛情のもとで育ち、ハンガリー動乱で20歳で単身難民として渡米している


    著者が体験した当時の少年の目線で、世界大戦、ナチスドイツのホロコースト、戦後の

    共産党政権下での暗い時代を、客観的に時にはアイロニックに書かれている


    理不尽で非道極まりない現状を冷静に受け止め、

    最悪の事態をさけるリスク回避、先見性、迅速な対応、人脈、地道な努力が

    奇跡的に彼の命を守り、亡命後にビジネスで成功したに違いない


    一言で言うととても知恵のある人物

    いわゆる歴史書より現実味があり、引き込まれるようであった


    良書です



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