人生の王道

著者 :
  • 日経BP社
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822244996

作品紹介・あらすじ

かつて、とびきり美しく温かい心をもった、ひとりの上質な日本人がいた。魂を揺さぶる西郷の思想と行動を、混迷の時代に蘇らせた渾身の1冊。西郷の「遺訓」をもとに、経営者としての経験から、また一人の人間として、七五年間の人生から、著者が学んだことを伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 「日本を知る」ということが、現代の日本人にはとても希薄に思えます。
    戦後(西郷によれば、明治も)の欧米崇拝が日本文化の軽視を助長
    してきたのでしょう。
    この軸足がないために、日本の政治的な弱さ、企業の規範の弱さが
    顕在化してきていると私は思います。

    孫文の「西洋の物質文明は、科学の文明であり、武力の文明となって
    アジアを圧迫しています。これは中国で古来言われている覇道の文明
    であり、東洋にはそれより優れた王道の文化があります。王道の文化
    の本質は道徳、仁義です。」という発言が引用されています。
    これは、日本が表面的に欧米諸国を真似するようになって、失われてしまったものの大きさを実感させてくれます。

    今後、日本人は、国民が徳に根ざして生活することを実践していかねば
    なりません。
    更には、政治や企業の経営も、徳を中心に据えて実践していかねば
    ならないと感じた。

  • 西郷隆盛がこれほど激動な人生を送っていたとは・・・。
    単なる維新志士のうちの一人だな~、と思っていましたが、ちょっと見直しました。
    リーダーとしての在り方を考えさせられました。やっぱり、偉そうにすることはあかんですね・・・。

  • 西郷隆盛の遺訓に沿って人生の正道を稲盛和夫の哲学で説いている。決して自説ではなく、彼が学んできたことの集大成として書かれている。そして、現代の日本社会や政治が必ずしも正道を歩んでいないことをとても憂えている。

  • 定期的に読み返してみたい本です。

  • 本書は、西郷隆盛の著書である「南洲遺稿」を、著者稲盛さんの実体験を交えて解説したものである。この本のしょっぱなに、南洲遺稿が旧薩摩藩士でなく、西郷が制服した庄内藩士によって世に出されたエピソードが紹介されている。このエピソードが、西郷の人柄を表す感動的なものなので紹介する。庄内藩は、西郷率いる明治政府軍に降伏した。通常ならば、降伏軍は、征服軍の命令により武装解除後、開城するのであるが、西郷はまったく逆のことをした。つまり、自軍に武装解除命令を出し、丸腰のまま入城したのである。降伏、開城した軍の心情を慮ったこの行動により、彼は庄内藩士に尊敬されることになる。敵から愛された彼の人柄とは、このような行動に裏打ちされているのだろう。なかなかできることではないが、これが、彼の思想である「敬天愛人」なのだろう。

  • 大河ドラマ西郷どん関連で読み時と思ってざっと読み。
    鹿児島県鹿児島市出身の稲盛和夫だから語れる地元に伝わる島津いろは歌、旧暦5/28の曽我兄弟の伝承などの教えも書いてある。
    中村天風、安岡正篤、『貞観政要』、ビジョン・戦略・戦術、『易経』など、そういう方面を見聞きしたことのある人ならピンとくる人にはピンとくるお話も触れている。

    素封家という『史記』にも出てくる富のある家柄の人の在り方というものに、ただのお金持ちという意味からさらにつっこんだ意味合いで説明している部分が気に入った。

  • 西郷隆盛の言葉を紹介しており、ポイントとしては無私無欲であれと説いている。経営者のフィロソフィーとして、他人のために行動すれば、そのあと人も付いてくるよという話。

  • 目標までの長い道のりを前にして呆然と立ち尽くし、自分にはとても無理だと諦めて前進を止めてしまうのは、甘えであり、逃げであり、卑怯者のすることだと西郷言います。どんなことでもまず強く思うことから全てが始まるのです。そうありたいこうなりたいと言う目標を高く掲げて強く思う。それも潜在意識に浸透するほど強く持続した願望でなければなりません。

  • バイブル

  • 人生の結果=考え方x熱意x能力
    考え方: 前向き、建設的、協調性がある、明るい、肯定的、善意、思いやり、優しい、真面目、正直、努力家、利己的でない、強欲ではない、足ることを知る、感謝
    能力と熱意:0-100
    考え方:-100_+100

    知識⇨見識⇨胆識

    貪欲 怒り 愚痴 三毒

    地獄と極楽は同じ場所 住む人の心が違う

    精進
    1努力
    2謙虚
    3反省
    4感謝
    5善行
    6感性感覚を伴う様な悩み心配事はしない

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著者プロフィール

1932年、鹿児島県生まれ。59年、京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。84年に第二電電(現KDDI)を設立。会長を経て、2001 年より最高顧問。2010年、日本航空会長に就任。名誉会長を経て、15年より名誉顧問。若手経営者のための経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成にも心血を注ぐ。著書は『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』ほか多数。

「2018年 『従業員をやる気にさせる7つのカギ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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