人生の王道

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822244996

作品紹介・あらすじ

かつて、とびきり美しく温かい心をもった、ひとりの上質な日本人がいた。魂を揺さぶる西郷の思想と行動を、混迷の時代に蘇らせた渾身の1冊。西郷の「遺訓」をもとに、経営者としての経験から、また一人の人間として、七五年間の人生から、著者が学んだことを伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 前の部長に頂いてようやく読了。
    西郷隆盛の言葉や軌跡が、
    今で言うパーパス的なものを
    そんな言葉もない時代に
    体現してきたように感じました。

  • 図書館で借りることもできたが、ブックオフで購入し、蔵書として良かったと思います。何回読んでもいい本だと思います。近いうちに再読したいと思います。

  • 西郷隆盛の言葉に稲盛さんの想いを重ねながら話が展開していく。
    人格とは、生まれながらに持っている性格と、人生を歩む中で学んでいった哲学で、先天性と後天性の両面がある、というのが一番残った。

  • 西郷隆盛の遺訓「南洲翁遺訓」を引用し、稲森和夫さんの見解が入っている本書。
    あるべき人間の姿、器を大きくするとは、こういうことと言うのを思い知らされる。

  • 〜以下、◇○本より抜粋、●・コメント〜

    稲盛さんが書いた西郷の教え『南州翁遺訓』について解説した本

    ◇無私
    人の上に立つリーダーは私利私欲を捨てて正道を歩め

    ◇覚悟
    命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人

    ◇信念
    ルールや制度を整備しても不正はなくならない

    いつもながら、今の自分の生活を見直すキッカケになります。

  • 西郷隆盛の遺訓に沿って人生の正道を稲盛和夫の哲学で説いている。決して自説ではなく、彼が学んできたことの集大成として書かれている。そして、現代の日本社会や政治が必ずしも正道を歩んでいないことをとても憂えている。

  • 定期的に読み返してみたい本です。

  • 本書は、西郷隆盛の著書である「南洲遺稿」を、著者稲盛さんの実体験を交えて解説したものである。この本のしょっぱなに、南洲遺稿が旧薩摩藩士でなく、西郷が制服した庄内藩士によって世に出されたエピソードが紹介されている。このエピソードが、西郷の人柄を表す感動的なものなので紹介する。庄内藩は、西郷率いる明治政府軍に降伏した。通常ならば、降伏軍は、征服軍の命令により武装解除後、開城するのであるが、西郷はまったく逆のことをした。つまり、自軍に武装解除命令を出し、丸腰のまま入城したのである。降伏、開城した軍の心情を慮ったこの行動により、彼は庄内藩士に尊敬されることになる。敵から愛された彼の人柄とは、このような行動に裏打ちされているのだろう。なかなかできることではないが、これが、彼の思想である「敬天愛人」なのだろう。

  • 目標までの長い道のりを前にして呆然と立ち尽くし、自分にはとても無理だと諦めて前進を止めてしまうのは、甘えであり、逃げであり、卑怯者のすることだと西郷言います。どんなことでもまず強く思うことから全てが始まるのです。そうありたいこうなりたいと言う目標を高く掲げて強く思う。それも潜在意識に浸透するほど強く持続した願望でなければなりません。

  • バイブル

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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