営業は売ってはいけません

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246129

感想・レビュー・書評

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  • 何はともあれ売ってなんぼ、ではなく継続的に成果を上げるには営業知識の習得――それも組織レベルでの――が必要と説く。

    本書前半は著者が営業の現場及びコンサルティングで得た実践営業の知識が開陳されている。
    「2人称の営業」「営業頻度の重要性」「客先組織に深く食い込む」など、非常に有益と思われる考え方が詰まっており、参考になる部分が多かった。

    かわって後半は、組織全体が優秀な営業マンを育てるために、如何に営業知識を共有化する仕組みを作るかについて書いてある。
    曰く「営業バイブル」なる社の過去の営業知識を集約したものを作成して教育・研修に使う、ということなのだが、こちらはどうも理想が先行した頭でっかちなコンセプトのような気がした。
    確かにもしそんな書物があれば大層役に立つと思うのだが、果たして作り上げあげられるのか疑問になる難易度の高さ。
    特に、知識の羅列ではなく読んでもらえるような面白い文章でなければならない、との条件はあまりにハードルが高いように思う。
    本書で紹介されている事例ですら実はまだバイブルは未完成なんだと。
    本当に完成させられるのか?

    若干理論が先行する部分があるも、その方向性は明快だし、営業知識のカテゴリ分けなんかは、日々自分が修得する様々な情報の棚卸をする際の指針にもなる。
    全体的には良書だったように思う。

  • お客さまは月、直接推察・間接推察など売れるためのポイントを的確に指摘。
    ただ、ファーストアタックの重要性を示すもう少し具体的な説明や、営業バイブルの内容説明、作り方のコツなどが薄かった。

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著者プロフィール

藤本篤志(ふじもと あつし)

1961年大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。株式会社USEN取締役、株式会社スタッフサービス・ホールディングス取締役を歴任。2005年7月、株式会社グランド・デザインズを設立。代表取締役に就任。おもに営業コンサルティング事業、人材育成コンサルティング事業、働き方バランスサポートシステム事業をおこなう。株式会社USEN現役時代に営業プレーヤー・営業マネージャーとして全国トップの実績を残した経験を活かし、数多くの営業改革を成功へ導く。『営業の問題地図』(技術評論社)、『御社の営業がダメな理由』『どん底営業部が常勝軍団になるまで』(新潮新書)、『御社営業部の「病気」治します』(日本経済新聞出版社)、『部下は取り替えても、変わらない!』(すばる舎)ほか著書多数。
ホームページ:http://eigyorevolution.com/

「2020年 『テレワークでも売れる新しい営業様式 ~直接会わずに成果を出すテクニックとマネジメントとは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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